第2回分
入出力インピーダンスのイメージがよく分からない。
増幅器などの電子回路の、「外」との出入り口が入出力であるわけですが、
その出入り口から中を覗こうとしたときの特徴、と考えましょう。
つまり電子回路に対してできること、といえば、
電圧をかけて電流を流すことだけですから、この比をとっているわけｄす。
出力インピーダンスを求めるときにVi=0とする理由がよく分かりませんでした。
定義、ですね。
入力Viの値に応じて出力の電圧も電流も変わってしまうので、
Vi=0のときの値を出力インピーダンスと呼ぼう、ということです。
等価回路でノレータがどのような役割するかが分からなかった。IoとR2に流れる電流が等しいとなっていたがノレータには電流は流れないのですか？／反転増幅器の出力インピーダンスを求めるとき、ナレータには電流が流れないはずだが、(V0/R2)の行き先は？
ごめんなさい、間違っていました。
次回訂正しますが、出力インピーダンスを求める時点で、入力Vi=0とする、
という約束でした。したがって出力Voも0Vとなります。
したがって、この場合のノレータの両端電圧は、0V、というわけです。
そのため、反転増幅回路の等価回路では、R2の両端電圧が0Vですので
R2には電流が流れない、わけです。
ところがノレータには流れる電流は制限がありませんので、
結局、反転増幅回路を出力からみると、常にVo=0でIoはどんな値でもよい、
わけですから、Zo=0、となります。
同様に、非反転増幅回路でもZo=0となります。
ナレータの電流が流れないという特性がよく分からない。ナレータでは電圧降下が起こらないと考えればよいのでしょうか？
両端の電圧を同じにする「橋」みたいな役割、と
考えるといいんじゃないですかね。
で、しかも電流が流れない、と。
(両端の電圧を同じにするために、ただ「つなぐ」だけだと
電流が流れてしまうので)
Voが反転しない加算増幅器の回路とはどういうものなのか？
聞いたことがありませんね。
反転する加算増幅器の出力に、もう1段反転増幅器をつける、
というのが現実的かと思います。
オペアンプの入力の＋、−の位置はどのようにして決まっているのか？現実のオペアンプはどういう構造になっているのだろうか？
第5回あたりで触れますので、お楽しみに・・・。
加算増幅器で出力Voは入力V1，V2,…の係数つきの加算で表すことができたが、ミキサの中に含まれると考えるとVoはマスタ音量を調節するためのもので個々のV1，V2 ，V3…はどうやって変えればいいのだろうか？
V1, V2などのの重み付けの係数が、R1, R2などで決まりますから、
V1, V2などをどれぐらいの比率で混ぜたいか、は、R1, R2などで
決めることができるわけですね。
マスタ音量は、混合したあとで、全体をどれぐらい大きくするか、ですから
Rで決められる、ということです。
減算と割り算はどうなるか気になった。
減算は、反転増幅器＋加算増幅器、でできますね。
割り算は・・・負帰還回路の減衰器Hのところに、乗算器を入れれば
できるのかな・・・
反転増幅器のVi ,Voの間係を求める例題がよく分からなかった、等価回路にするところが良く分かりません。
これは納得するまで理解をしていただくしかありません・・・がんばって。
非反転増幅器のV'＝(R1/R1+R2)V0になる理由が未だ分かりません。
分圧の法則から導かれますが、
これは納得するまで理解をしていただくしかありません・・・がんばって。
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