第4回

vo = -zi となぜマイナスがつくのかがわかりません。

ええとこれは何の式でしたっけ？

H(ω)は、入力と出力の関係ですから、これを知れば、回路がどんな働きをするのか、がわかるわけですが、いかんせん複素数なので、挙動がわかりにくいわけです。そこで、その絶対値と偏角を求めてみよう、というわけです。

情報回路第1の内容ですので、復習を。基本的にはH(ω)を複素数で求めて、その複素数の絶対値と偏角そのものです。

複素数の実部をa、虚部をbとすれば、その偏角は、tan^-1b/a となります。

Hの絶対値、は、結局viとvoとの振幅の比ですが、それをあらわすのにdBを使うのは、なかなか便利な方法です。

いえ、もちろん反転増幅回路のタイプの回路のときだけです。

おっと。たしかｓにそうですね。

Quality Factorといって、カットオフ周波数付近で H(ω)がどれぐらい急に変化するか、を示す指標と考えてください。

Voltage-Controled Voltage-Source(電圧制御電圧源)のことです。

前回の内容ですので、復習を。

なかなか鋭い質問です。ちょっと描きにくいですが、描いてみると面白いと思いますよ。

実は結構多いです。

フィルタ回路の話ですかね。 H(ω)の式自体は似ていても、RやCが変化した場合、あるいはオペアンプの特性が理想的でない場合などの、 H(ω)の「安定度」(これらのブレに対して、どれぐらいH(ω)がブレないか)が異なり、適宜使い分けることになります。

まずは最初に扱った、増幅回路(アンプ)ですね。そのほかにも、演算回路としても使えます。

それはもういろいろなところで。もちろん例にあげたオーディオアンプもありますが、ディジタル信号処理の、アナログ信号との入力部の前処理、出力部の後処理にも使われます。

アンプの中に入っていることになりますね。

もちろん。

残念ながらちょっとさいている時間がないので、各自で復習してみてください。