第12回分
内容
PNPトランジスタとNPNトランジスタの違いがよくわからなかった。
コレクタ-ベース-エミッタのサンドイッチ構造が、
P型-N型-P型となっているのがPNPトランジスタ、
N型-P型-N型となっているのがNPNトランジスタです
ドレイン接地でVi=0としているのは考えやすくするためか?
Zoの導出において、出力電圧Voを加える意味がよくわからなかった。
出力インピーダンスを求めるときの話、ですね。
それは、定義、というか約束、です。
ドレイン接地のZoを求める部分でidがマイナスになる理由がわからない。
最初に設定していた向きとは逆、と考えればよいかと思います。
ドレイン接地のZoについて、R1とR2は出力インピーダンスには関係ないのか?
出力側からはR1, R2に電流が流れる経路がありませんので、
関係はしません。
ドレイン接地増幅回路のコンデンサC1、C2はどこに消えたのか?
それは第10回を参照。
今回の授業で扱った差動増幅器とカレントミラーのそれぞれの端子をどう接続すればオペアンプの等価回路がつくれるのか?
差動増幅器の上についている抵抗Rcの代わりに
カレントミラーの負荷抵抗Rをつなぐ、と考えればよいかと思います。
カレントミラーはどのようなことに利用されるのか?
今回のように電流の差を求めるとき、ほかには電流源をつくるとき、などですね。
カレントミラー回路において、左側のトランジスタのベース−コレクタ間の電流は無視できるほどのものなら、最初から接続する必要は無いのではないか?
接続しないと、ベースの電位が確定しないため、
それによって決まるコレクタ電流が確定しなくなります。
つまり、流そうとしているコレクタ電流になるように、
ベースの電位を確定させるため、この接続が必要になります。
電流の差がオペアンプの特性に似ているというのはオペアンプとして使えるということか?
厳密には2つの入力の差に比例した電流が流れる回路を
OTA (Operational Transconductance Amplifier)といい、
オペアンプとは別物です。
このOTAの出力を、電圧に変換しつつ、利得を十分大きく(理想的には
無限大)したものがオペアンプ、ということになります。
「2つの電流の差」がオペアンプの特性に似ていることについて、そうなっている原因はあるのか?
その回路構成から導かれる特性、ということでしょうか。
オペアンプの中身は全て一緒なのか?
いえ、今回紹介したのはLM358の例で、
オペアンプごとに特長があり、それぞれ回路構成に工夫があります。
μvgs→vi=vgs+voがなぜvi=μvgs+voになるのか?
ドレイン接地増幅回路の話ですね。
小信号等価回路の左半分でゲート(G)に加わっている電圧である
viと、vo, vgsとの関係を考えると分かるかと思います。
その他
赤いチョークは見えにくいのでやめてほしい。
すいません。気をつけます。
(赤にも2種類あるんですよね。ピンクっぽい赤と、赤っぽい赤)
実際の試験でも“//”は使ってよいのか?
もちろんOKです。
講義メモがわかりやすくて役立っています。
どうもありがとうございます。
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