第9回モノづくり実践プロジェクト

お知らせ

第9回モノづくり実践プロジェクト

※ポイントは概要説明スライド(PDF)をご覧ください!

モノづくりの実践では、「作りたいモノ(What to Make)」と 「作れるモノ(How to Make)」という、想像と現実の相反する2つの 要件があります。 すなわち、いくらタイムマシンのように面白そうなモノであっても、 それが実現不可能であれば絵に描いた餅にすぎませんし、 いくら確実に作ることができるモノでも、それによって世の中が 便利になったり楽しくなったりするモノでなければ、 存在する意義はありません。 これまでの、いわゆる「モノづくり」では、この両者のせめぎ合い、 突き合わせが不十分である場合が多いのですが、 ともすると技術者やデザイナーの自己満足でしかなかった場合も あるのではないかと思います。 技術が十分に発達した現代社会だからこそ、 絵ゴコロをもったエンジニアや、技術のココロを持ったデザイナーが、 まさに世の中で必要とされている時代となっています。

このプロジェクトでは、学生の皆さんに、この「What to Make」と 「How to Make」の両方の視点を通したモノづくりを経験し、 絵ゴコロを持ったエンジニアや、技術のココロを持ったデザイナーへの 成長のステップとなることを目的としています。

発想の段階では、「こんなアイディアは実現可能なのだろうか」 「こんなモノを作って面白いんだろうか」という心配は無用です。 エンジニアとデザイナーの両者がチームを組み、 そのような極端なアイディアを出発点として、 「面白さ」と「実現可能性」をつきあわせて、 両者を満足するモノづくりを十分に考え、そしてそれを実現していってください。

今回のプロジェクトでは、具体的なテーマを設定しません。 だからこそ、「面白さ」と「実現可能性」にこだわったモノづくりの発想と 実践を期待します。

この「モノづくり」の対象は、装置のような形のある「モノ」だけではありません。社会システムの設計・提案とそのプロトタイプ・模型製作のような形のない「モノ」も対象となります。

また新しい試みとして、多様なグループのメンバが漠然としたキーワードから 具現化しながらプロジェクトチームを形成していく形態でのチーム・テーマ設定の 枠組みをとっています。 これによって、みなさんが各自の興味・視点から主体的にテーマ設定に取り組むことが できるようになっています。 みなさんの積極的な参加を期待しています!

過去の受賞作品(一部)

チーム編成ワークショップの様子

応募要件の要点

各種データ

全体スケジュール(予定)

実施体制など

過去の「モノづくり実践プロジェクト」のデータ

こちらから参照できます。
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