第9回モノづくり実践プロジェクト
お知らせ
- (2016/10/17)最終審査会の結果を掲載しました。
- (2016/8/26)最終審査会(2016/9/24 09:00- 201講義室)の情報を掲載しました。
- (2016/5/13)第9回モノづくり実践プロジェクトのWebページを公開しました
第9回モノづくり実践プロジェクト
※ポイントは概要説明スライド(PDF)をご覧ください!
モノづくりの実践では、「作りたいモノ(What to Make)」と
「作れるモノ(How to Make)」という、想像と現実の相反する2つの
要件があります。
すなわち、いくらタイムマシンのように面白そうなモノであっても、
それが実現不可能であれば絵に描いた餅にすぎませんし、
いくら確実に作ることができるモノでも、それによって世の中が
便利になったり楽しくなったりするモノでなければ、
存在する意義はありません。
これまでの、いわゆる「モノづくり」では、この両者のせめぎ合い、
突き合わせが不十分である場合が多いのですが、
ともすると技術者やデザイナーの自己満足でしかなかった場合も
あるのではないかと思います。
技術が十分に発達した現代社会だからこそ、
絵ゴコロをもったエンジニアや、技術のココロを持ったデザイナーが、
まさに世の中で必要とされている時代となっています。
このプロジェクトでは、学生の皆さんに、この「What to Make」と
「How to Make」の両方の視点を通したモノづくりを経験し、
絵ゴコロを持ったエンジニアや、技術のココロを持ったデザイナーへの
成長のステップとなることを目的としています。
発想の段階では、「こんなアイディアは実現可能なのだろうか」
「こんなモノを作って面白いんだろうか」という心配は無用です。
エンジニアとデザイナーの両者がチームを組み、
そのような極端なアイディアを出発点として、
「面白さ」と「実現可能性」をつきあわせて、
両者を満足するモノづくりを十分に考え、そしてそれを実現していってください。
今回のプロジェクトでは、具体的なテーマを設定しません。
だからこそ、「面白さ」と「実現可能性」にこだわったモノづくりの発想と
実践を期待します。
この「モノづくり」の対象は、装置のような形のある「モノ」だけではありません。社会システムの設計・提案とそのプロトタイプ・模型製作のような形のない「モノ」も対象となります。
また新しい試みとして、多様なグループのメンバが漠然としたキーワードから
具現化しながらプロジェクトチームを形成していく形態でのチーム・テーマ設定の
枠組みをとっています。
これによって、みなさんが各自の興味・視点から主体的にテーマ設定に取り組むことが
できるようになっています。
みなさんの積極的な参加を期待しています!
過去の受賞作品(一部)
チーム編成ワークショップの様子
応募要件の要点
- 対象: 上記の発想に基づく「モノ」であれば、構造物のような形のあるものでも、システムのような形のないものでも可とします。
- テーマのキーワード:今回は以下のキーワードごとに興味がある人でグループにわかれ、テーマを具体化していく「チーム編成のためのワークショップ」(2回:詳細は以下)を行います。
- 「五感」 :光、音、におい、触覚などに訴える表現メディア・素材・装置
- 「衣食住」 :衣服、食物、住居などの人々の生活や社会に関わるシステム・装置・メディア
- 「伝統工芸」:伝統工芸を発展させるメディア・表現形態・システム
- 「材料」 :新しい 新しい 物質 ・不思議な ・不思議な ・不思議な 物質など 物質など 物質など の材料 を利用した を利用した を利用した システム・装置・メディア
- 「エネルギー」 :節電や再生可能エネルギーを利用したシステム・装置・メディア(曲がる太陽電池、振動発電機、蓄電、温泉熱などをベースに)
- 「その他」 :「こういうものを作ってみたい」というキーワードがある人は、当日ぜひ発表を!
- 応募資格: 金沢大学応用系学生,金沢美術工芸大学学生(ただし,卒研に着手している4年および修論に着手しているM2は,チームの代表者にはなれません)
- チーム構成: 複数名。6/7(火)・6/14(火)の2回の「チーム編成のためのワークショップ」を経てチームメンバを決定します。
- 製作・制作の経費: 1件当たり15万円(上限)
- 表彰: 最優秀賞1件,優秀賞1件,入賞4〜6件。副賞=消耗品または調査旅費
各種データ
全体スケジュール(予定)
- チーム編成のためのワークショップ
このプロジェクトへの参加に興味がある皆さんが一同に集まり、
上記のキーワードをテーマとしてグループにわかれ、作りたいものの
アイディアを練ります。
その他に提案したいキーワードがある人は、当日ぜひ発表してください!
このワークショップの間ではグループの移動は自由です。
また基本的にはグループごとに金沢大生・金沢美大生の双方からの自由な
発想を尊重しますが、教員が具体化の方向性や実現可能性などについて
適宜アドバイスをします。
- 第1回: 2016/6/7(火) 18:05〜19:25 金沢大学 自然科学本館1階大講義棟大講義室A(こちらの地図(PDF)のS14) ※金沢美術工芸大の皆さんは、如来寺-金沢大のバスが利用できます(如来寺17:47→17:58金沢大自然研19:33→19:44如来寺)
- 第2回: 2016/6/14(火) 17:30〜19:00 金沢美術工芸大学 研究所棟3F研修室
※このワークショップへは、事前にこちらから参加申し込みをお願いします。(当日の飛び入りも歓迎ですが、参加人数を見積もるため、ご協力をお願いします)また興味はあるが都合がつかず参加できない人も、こちらから参加申し込みをお願いします!
- 企画書(参加申込書)提出締切: 2016/6/27(月)17:00、メール(件名「モノづくり応募」)でkaikei[at]se.kanazawa-u.ac.jpまで(募集要項(PDF)のp.3参照)
- 1次審査会: 2016/6/28(火) 18:15-19:45 金沢大学 自然科学本館 大講義棟 レクチャーホール※応募チームは(少なくとも代表者は)参加してください
- 制作・製作期間: 2016/7月〜9月
- 最終審査会: 2016/9/24(土) 9:00-12:00 201講義室
実施体制など
- 主催:金沢大学理工学域(応用系)・モノづくり実践プロジェクト実施委員会
- 協賛:金沢美術工芸大学
- 問い合わせ先:
- 実施委員会委員の先生
- 金沢大学 理工学域 電子情報学類 秋田先生 akita[at]is.t.kanazawa-ua.acjp
- 金沢美術工芸大学 鍔先生 tzuba[at]kanazawa-bidai.ac.jp
- 金沢大学理工系事務部会計課 水上副課長 kaikei[at]se.kanazawa-u.ac.jp
過去の「モノづくり実践プロジェクト」のデータ
こちらから参照できます。
このページに関するお問い合わせはこちらへ→ akita(at)is.t.kanazawa-u.ac.jp