IISW2013

2013/06/12-18の間、秋田先生と川上でIISW (International Image Sensor Workshop) 2013へ行ってきました。アメリカのソルトレイクシティ、Snowbirdという山の中のスキーリゾートで行われました。

初日、飛行機が出るまで時間があったので空港へ行く前に明治大学の小松先生のところへおじゃましてきました。

新しいキャンパスらしく、綺麗で面白い作りになっていました。

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最上階のラウンジでは部屋の周囲のほとんどがガラス張りになっており、東京の風景を広く望むことができました。(この日は曇り気味でちょっと残念)

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次に東京藝術大学で行われているマテリアライジング展に行ってきました。

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コンピュータやレーザーカッター、3Dプリンタを幅広く駆使し、アートや建築、デザインの成果やそのプロセスを表現した作品が数多く並んでいました。

計算過程、数式、幾何学模様など計算機内で完結していたものをディジタルファブリケーションツールを用いて3次元世界に具現化したような作品が多く見られたという印象です。非常に興味深かったです。

それから空港へ移動し15時間ほどの空の旅。

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会期は13日から16日までの計4日間でした。各国から140名ほどが参加されていたようです。

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今回私はポスター発表でした。13日の午後には3分間で要約のFlash presentation、その後14日の夕方からポスターセッションでした。

Flash presentationはちゃんと伝えられたか少し疑問に感じていましたが、先生からはだいたい良かったとのコメントをいただきました。

ポスターセッションを前にして14日の午後からはSocial eventということでOuting (ハイキング)がありました。3,300mほどの山頂にロープウェイで上り、そこから2,500mほどにあるホテルまで歩いて降りてくるというものです。

風景は素晴らしいものでした。

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現地で知り合った方と数人で降りて行ったのですが、予想よりもかなり過酷なものでした。というのも、数百mごとに方向を示した看板はあるのですが、その途中に道はありませんでした。そのため先人が通って行ったであろう足跡を探しながら、時には急な斜面を下りながら降りていきます。

結局2時間ほどで降りきれたのですが、途中で足跡が無くなって遭難しそうになったりとたくさんの出来事がありました^^;

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降りきってから麓にこんな看板が!

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ホテルに戻って少し休んだところでポスターセッション開始です。

今更ですが、今回の発表タイトルは”Column-Parallel Architecture for Line-of-Sight Detection Image Sensor based on Centroid Calculation”で、視線検出用イメージセンサのアーキテクチャについてです。

国内外様々な方とお話でき、非常に有意義な時間でした。言語の壁はやはり高かったですが、相手の方も理解しようとしてくれるためちゃんと伝えられたのではと感じています。

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隣にドリンク提供スペースがあったため、ビール片手に聞きに来る方もいらっしゃいました。

またポスターをボードに貼らずに自らがポスターとなって歩きまわる方も!

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他の日のメインのセッションではイメージセンサに関わる様々な分野についての講演を聞いていました。高解像度化と画素の小型化の傾向が続いており、それに向けた研究が多かった印象です。

メインの発表ももちろんですが、様々な人とも話せ、会期中すべてを通して自分自身にとって非常に良い経験となりました。

 

以下会期終了後のおまけ観光。

帰りの飛行機の都合で1日半ほどフリーの時間ができましたのでソルトレイクシティ観光に出かけました。

市内はTRAXという路面電車が走っており移動に便利でした。アメリカなどの電車は切符を持っていれば改札などはなく、そのまま乗って降りられる路線も多いと知って驚きました。

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この都市で有名なのがモルモン教。本部があります。

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市の南の方にある電子部品屋さんRa-Elco Electronicsにも行ってきました。

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店内ところ狭しと並べられた部品やジャンク品。先生曰く「丹青通商の20年前」という感じらしいです。新しいものからかなり古そうなものまで本当にたくさんのアイテムがありました。

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3Dプリンタ用の樹脂なんかも取り扱いあり。

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ユタ州と言えば化石が有名というのを出発前日に知ったので、ユタ大学のキャンパス内にあるNatural History Museum of Utahにも行ってきました。ユタ大学はどこからがキャンパスの敷地なのか分からないほどとても広大でした。

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化石だけでなく地質や文化、風水害に関する資料も数多く展示されていました。

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これは磁性流体の体験。

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自分でガスなどの量を指定してどんな火山ができるかのシミュレータ。

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それからdown townに移動してClark Planetariumへ。

プラネタリウム自体は見ませんでしたが、そこに置いてある展示物をひと通り見てきました。

月の石と月面の再現ジオラマ。

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体験型の展示物も数多くあり、子供から大人まで楽しめるスポットでした。

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観光も楽しんだところで、18日の早朝の便でソルトレイクシティ – ダラス – サンフランシスコ – 羽田というルートで2回乗り換えをして日本へ帰ってきました。

小松を出る前に熊本大学の戸田先生と合流して、航空プラザこまつの杜に行ってきました。

航空プラザはいろいろな本物の期待が置いてあり、地元にこんな場所があるとは知りませんでした。こまつの杜もいつも電車から見ていた超巨大ダンプ930Eに乗れたりととても楽しめました。

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12日から20日の昼過ぎまでと長い期間でしたがその中身は濃く、自分自身も成長することができた非常に良い経験となりました。

様々なサポートをしてくださった秋田先生、ありがとうございました。

(川上)