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2017年†
7/25(火) Arduino タイマ割り込みについて†
Arduinoにはタイマ割り込みを使用できるライブラリが用意されている。Arduino MEGA以外はTimer0, Timer1, Timer2を使える。
- Timer0 : 8bitのタイマでmillis(),micros(),delay()とD5,6ピンに使用されている。
- Timer1 : 16bitのタイマでServoライブラリとD9,10ピンのPWMとして利用されている。
- Timer2 : 8bitのタイマでtone関数とD3,11ピンのPWMとして使用されている。
上記のようにデジタルピンのPWMとして使われているのでタイマ割り込み使用時に該当ピンのPWMを使おうとすると競合するのでPWM出力はできない。従って競合しないようにタイマ割り込みを選ぶ必要がある。
5/30(火) ATmegaにAVRライタでブートローダを書き込む方法†
今回、研究で表面実装型のATmega328PにAVRライタでブートローダを書き込んだのでその方法をメモ
まず、ウェブサイトで調べるとArduino IDE上でボードをライタとして使うみたいな記事がたくさん出てくるけどオススメできない。純粋にAVRライタを使った方が楽ちん。
- 1.AVRライタと書き込みたいICを用意する。
- 2.Atmel Studioをダウンロード&インストールする。
- 3.PCとAVRライタを接続(PCがライタを認識)した後、「ツール」→「Device Programming」で新しいウィンドウが開く。
- 4.ToolプルダウンメニューからAVRライタを選択(おそらくAVRISP mkIIとなるはず)。
- 5.Deviceプルダウンメニューから書き込む先のマイコンを選ぶ(僕はATmega328Pを選択)。
- 6.AVRライタを書き込む先のマイコンのICSP端子(ネットで調べたら出てきます)に接続する。
- 7.ちゃんと接続できたら「Device signature」にデバイス固有?の数字が出る。
- 8.その後、マイコンに応じて「Fuse」と「Lockbit」を設定する必要がある。ここ見ると設定が書いてある。「Program」で書き込む。※注意! この設定ミスると厄介みたいなので慎重に...
- 9.「Memories」でマイコンのブートローダ用プログラムをローカルから選ぶ。←なのでGithubとかからプログラムをダウンロードしておく。
- 10.そしたら「Program」で書き込む。ブートローダのプログラムはミスっても書き直せるから大丈夫。
以上でおしまい。あとはArduino IDEでプログラム書き込んでみて書き込めたら成功。
追記:Atmel Studioはウィンドウズのみ対応なのでmacではやらないように。
1/10(火) Fusion360の使い方(3DCAD)†
FBのパーツ作りにAutodesk社のFusion360(MacであればAppstoreでもおk)を使用したのでその使い方を軽くメモ
Fusion360は有料の3DCADであるが、Autodeskアカウントを作る際に学生もしくは教職員として作成し、Fusion360をインストール後に学生もしくは教職員としてサインアップすることで3年間無償で使用することが可能である。UIが日本語(重要)。
Autodesk社から123D Design(フリーCAD)も出ているが、Fusion360の方が高機能で細かなオプションが付けられるらしい(詳しくはわからない)。
実際3DCAD超初心者の自分が使ってみた感じFusion360の方が使いやすかった。特に123Dでは円や長方形のスケッチの方法は一つだけだが、Fusion360では3通りほどの描き方が用意されている。
例えば、長方形の描き方
- 123D : 長方形の対角線上にあるコーナー2点を指定
- Fusion360 :長方形の対角線上にあるコーナー 2点を指定、3点を指定、中心とあるコーナー1点を指定
と言ったように柔軟な描き方ができる。
ここからは脱超初心者をした初心者が超初心者向けにFusion360(3DCAD全般)の使い方を説明する。
まず、3DCADの基本は「押し出し」と「切り取り」である。どういうことかと言うと、作りたいものを想像した時にその概形をいきなり描くことはなかなか難しいと思う。そこで、まずは作りたいもののある程度のサイズがわかれば、
- 1.2D平面に所望のサイズや形に似た長方形や円を描く。
- 2.描いたものを3Dに拡張するために「押し出す」。そうすることで、長方形から直方体、円から円柱に変化する。
- 3.同じように思い描く概形に近づけるために各面にスケッチして「押し出し」やその反対の「切り取り」を駆使して自分の目的のデザインに近づける。
この繰り返しで大抵の簡単な構造のものは作ることができる。(編集中、随時追加していく)