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(2015/1/20:akita)

論理回路を、ささっとつくるのに、インバータとかNANDゲートとかフリップフロップが部品としてあると、楽ちんですよね。
ついでに、大きさがそろっていて、並べてぴたっとつながると、なお楽ちんです。

というわけで、こういう部品としての論理ゲート(スタンダードセル:スタセル)をつくってみました。

まず、特性を調整しておきます。
pMOSとnMOSのサイズで、インバータの特性が決まります。
WGexの使い方、のところでつくったインバータの入出力特性(DC特性)をシミュレーションしてみると、こんな感じです。

#ref(./inv_dc1.png,20%)

出力が0Vにさがるのが、中央よりちょっと左側にきています。つまりpMOSがちょっと弱い、ということです。
というわけで、pMOSのサイズ(ゲート幅)を変えながらシミュレーションをして、ここがほぼ中央に来るようにしてみます。

#ref(./inv_dc2.png,20%)

これでだいたい中央に来ました。というわけでこのnMOS/pMOSのサイズで、スタンダードセルをつくってみました。
(シミュレーションに使っているMOSトランジスタのモデルがどの程度正確か,という話はあるのですが、まあとりあえず、ということで)

ただし汎用性をもたせるために、ML2は、スタセルの中では使わないようにします。

こちらにまとめておいておきますので、ご参照ください。
一通りシミュレーションはしているつもりですが、もしバグがあったら、お知らせください。


%%https://github.com/akita11/mklsi/tree/master/StdCell%%
%% https://github.com/akita11/mklsi/tree/master/StdCell %%

(2016/3/21:akita) ver2ルール(北九州&Phenitec共用)にあわせて、スタンダードセルのレイアウトを修正しました。今後はこちらをお使いください。→https://github.com/MakeLSI/IP/tree/master/StdCell

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