この図を使って考えると、まずナレータの両端の電圧が0Vで あることから、I1=Vi/R1が求められ、 ナレータには電流が流れませんから、このI1がそのままR2へ 流れます。 そしてR2の両端の電圧が、オームの法則からI1・R2になりますが、 ノレータの性質から、Voは任意で決めてよいので、 Vo=-(R2/R1)Vi、が求められます。
[演習] 非反転増幅器のナレータ・ノレータをつかった等価回路を
描き、その入出力特性を求めてみましょう。
(解: 等価回路は略、Vo = (1 + R1/R2)Vi)
(解: Vo = - {(R1/R)V1 + (R2/R)V2}, 3つの場合はVo = -{(R1/R)V1 + (R2/R)V2 + (R3/R)V3}など)
同様に、出力にとっての電圧と電流の比のことを 出力インピーダンス Zoと呼びます。 ただし出力は、入力の値によって変わるため、 「入力を0Vとしたときの出力」で考えること、にします。
[演習] 反転増幅器・非反転増幅器の入力インピーダンスZiと
出力インピーダンスZoを求めてみましょう。
(解: 反転増幅器Zi=R1, Zo=R2Zo=0、非反転増幅器Zi=∞, Zo=R1Zo=0)