NJM741 | NJM062 | NJM2068 | NJM2130 | NJMOP07 | |
汎用 | JFET入力 | 低雑音 | 低消費電力 | 高精度 | |
入力オフセット電圧[mV] | 2 | 3 | 0.3 | 1 | 0.06 |
入力オフセット電流[A] | 5n | 1p | 5n | 1n | 0.8n |
入力バイアス電流[A] | 30n | 2p | 150n | 15n | 1.8n |
電圧利得[dB] | 110 | 80 | 110 | 88 | 112 |
入力抵抗[Ω] | 2M | 1012 | 300k | - | 33M |
消費電流[mA] | 1.7 | 0.2 | 5 | 0.08 | 2.7 |
[演習]
反転増幅回路で、オペアンプの増幅率が有限(A)の場合、
出力と入力の関係式を導いてみてください。
(解: Vo = 1/{1 - (1/A)(1 + R2/R1)}・(R2/R1)Vi)
[演習]
非反転増幅回路で、オペアンプに入力オフセット電圧Voffがある場合に、
Vi=0としたときの出力Voを求めてみてください。
(解: Vo = -(1 + R1/R2)Voff)
[演習]
入力バイアス電流Ib (Ib1, Ib2)があるような現実のオペアンプを使った
反転増幅回路(図のRb=0としたもの)に対して、
Vi=0のときの出力Voを求めてみましょう。
また、Rbを含めたVoの式を求め、これからこのVoの誤差が最小となる
Rbの値を求めてみてください。
(ヒント: I2=I1-Ib1, V-=-RbIb2, I1=-V-/R1)
(解: Vo = -(1+R2/R1)RbIb2 + R2Ib1, Rb=R1R2/(R1+R2)とすると
Vo = R2(Ib1 - Ib2) = R2・Ioff となるが、一般に入力オフセット電流は
入力バイアス電流よりも非常に小さいので、Voが小さくなる)
[演習]
NJM741のスルーレートSRは、データシートから0.5V/μsですが、
このNJM741を使った増幅率10倍の反転増幅器に、
ω=10kHzの正弦波を加えるとき、
出力が正しい波形となる振幅の最大値V0はいくらでしょうか。
(解: 出力電圧の変化の最大値は 10×104V0 = 105V0で、
これがスルーレート0.5V/μs = 0.5×106V/s以下であれば
よいので、V0 = 5V)