こんにちは、金沢大学先導学類3年の善行政光です。先導プロジェクトのインターンに関連して、2024年5月22日から24日にわたって行われたJAGRI九州に参加しました。
展示会では多くの出展社がそれぞれの商品やサービスを紹介していました。見学者は歩きながら見ていき、1展示あたり概ね数秒で評価し立ち止まるか判断することになります。そのため、展示の仕方などに工夫を加えなければどんなに良い製品でも通り過ぎてしまいます。短い時間でその商品のことを理解してもらうためには、人が集まっているブースを見ていくと「なんの価値があるか」「誰向きなのか」が一目瞭然であるという共通点がありました。
展示の仕方以外でも商品の説明に関してただ単純にグイグイと行くのでは逆に製品を見てくれない原因になることが分かりました。
また製品の説明をするうちに農家さんの意見や開発段階の製品の価格帯のヒアリングが出来て良かったです。
期間中、山下弘幸さんのセミナーに参加しました。時代を追いながら令和の農家の形を教えてもらっいました。これからの農家の形は営農をしながら自ら新市場の開拓が必要であるようです。様々な事例を元に新たな農業の形を知ることが出来ました。
長崎県の県庁の方に製品説明をしたところかなり好印象でした。行政の方々とのコネクションはこのような展示会でないとなかなか手に入れることはできなません。展示会の高額な出店料の費用対効果を感じました。
【展示会を通して】
農業のスマート化、技術の高度化が進む中スペックの高い便利な農具が次々にうまれていっています。しかしそれに伴い、製品の価格は高騰し操作は複雑になり一部の人からは使いづらくなってしまっていました。製品の利用する人々は年齢層の高い農家であるのにも関わらず、です。ヒアリングを続けたことで改めて分かったことでした
これからもインターンを続ける上で今回学んだことを活かして行こうと思います。(善行)