PSoCとは†語弊があるかもしれませんが、「周辺I/Oデバイスを自由に設定できるマイコン」です。PSoCの概要は、この分野の日本での第一人者(?)、桑野さんの解説が参考になるでしょう。 このPSoCを、とりあえずさわってみたいよ、という向きにおすすめなのが、PSoC First Touchです↓ こいつの中身は、2つ↓ 書き込み機(左)と、PSoCがのった小基板(右)。PCのUSBポートに書き込み機をつなぎ、小基板上のPSoCに、自分で作ったプログラムを書き込めます。小基板には、LED、明るさセンサ、ブザーなどがついていて、PSoCからつつけます。半田付けして基板を作らなくても、とりあえず遊べるのがお手軽ですね。 書き込み時は、↑こんなふうにドッキングして使います。 小基板に載っているものは、↑こんな感じ。 (技術情報)
例えばP0.1は、ポート0の1番、のピンを表しています。 開発環境の導入†まずはPSoCで遊ぶためのコンパイラなどの開発ソフトウエアを導入しておきましょう。
ついでに、PSoC First Touchの付属CDに入っているマニュアルというかドキュメント(First Touch Guide.pdf)も、必要であれば参照します。(最初はいらないかな・・・) 各ソフトウエアのインストールのうち、PSoC Programmerのインストール時には、デバイスドライバのインストール ウイザードが立ち上がりますので、とりあえず、すべて「はい」「次へ」を選んでおきます。 開発のおおまかな流れ†スタート→Cypress Microsystems→PSoC Designerで、PSoCでプログラムを書くためのアプリケーションPSoC Designerを立ち上げます。
この1.が、他のマイコンにはない、PSoCの特長といえます。マイコンは、一般にはタイマ、A/Dコンバータ、パルス出力、シリアル通信、などのいろいろな機能を持つ周辺I/Oデバイスが内蔵されていて、それをつかってマイコンは実世界とつながるわけですが、一般のマイコンは、この周辺I/Oデバイスの種類と数は、製品によって決まっています。つまり、A/Dコンバータが1個しかないマイコンは、いくらA/Dコンバータが2個ほしい!と思っても、どうしようもありません。ところが、PSoCは、(内部リソースが許す限り)好きな周辺I/Oデバイスを作り、それを使うことができます。例えばパルス発生回路が16個あるような、化け物のようなマイコンも、普通に作れます。 コメント†コメントはありません。 Comments/チュートリアル/PSoC_FirstTouch_INTRO編 |