概要

アクリル板や木、紙などをレーザーでカットする装置。アクリル板は厚さ8mmくらいまで。

LaserCutter.jpg

使用方法

使用ルール(レーザーカッター脇にも貼ってあります)

※使用後は、LaserCutterUserLogに使用履歴を必ず記載してください。

本体

  1. 本体横の変圧器の電源をONにする
    LaserCutter_pow.jpg
  1. 本体の電源をONにする(POWERボタン長押し)
    ※落雷対策としてコンセントから電源コードを抜いてあるので,さしてから使う.使い終わったら抜いておくこと.
  1. 高さをあわせる。カットする素材をおいて、その上に高さ調整器(?)をおいて、その切り欠きの部分とヘッドの赤い部分の底の高さが合うように高さを調整(本体の△▽ボタン)※この写真は、ヘッドが少し上すぎる状態
LaserCutter_align.jpg
  1. 実際の加工を開始する前に、排気用ダクトを屋外に出し、排気用ファンをONにする(左側のフットスイッチを踏む)。木材などの燃えやすいものを加工するときは,アシストエアのファンもONにする(調圧機がONになっていることを確認)
LaserCutter_duct.jpg
LaserCutter_blow.jpg

使い終わったら,使用ログに記入→https://docs.google.com/a/ifdl.jp/spreadsheet/ccc?key=0As-hYiWsyYlJdHlhcWJWTVRqZ1lMRkhLQ3d0cDU0bWc&usp=drive_web#gid=0&aname(ydb7a8fa,super,full,nouserselect){†};

制御PCへのログイン

アカウント"plsi"でログイン(2013/02/05現在パスワードなし)。
加工データは、USBメモリ等でもってくるか、クラウドストレージ(秋田提供:Pogoplug)を利用。http://ppl.ug/-MsG48_Lo6I/

ソフトウエア(作図)

レーザーカッターの加工自体は、PCからはプリンタとして扱われるので、
加工データの作成は、いわゆるドロー系ソフトならばなんでもよいが、CorelDrawが推奨されている。
Illustratorからでも直接いけるらしい。
Inkscapeからは直接いけない模様(2013/02/05:akita)なので、DXF形式やSVG形式、PostScript形式等で保存して、CorelDrawで読み込む。(※作図の形状によってはうまく読み込めないものもあるようなので、いくつか試すのが現実的)。なおCorelDrawでのデータのインポート時には、単位系があっているかを確認する。
またCorelDrawで新規作成してここにインポートする際には、色体系が「RGB」になっていることを確認する。

LaserCutter_line.jpg

CorelDrawでの作図では、色と線の太さで、どのような加工が行われるかが決まる。

  • 「赤」(R255/G/B0)・太さ「極細線(具体的には太さが0.05mm以下ならばよいらしい)」→輪郭線としてレーザーでカットされる(Vectorと呼ぶ)
  • 「黒」(R0/G0/B0)の塗りつぶし図形→薄く面でけずって刻印などの加工(Rasterと呼ぶ)
    他のドローソフトからインポートする場合は、色と太さに注意。特に色は、CMYK系で表示されていてはだめ。あくまでもRGBでの値(または新規ファイルがRGB系ならばパレットからの選択でもOK)で指定する。

作図がおわったら、「印刷」すると、タスクバーに↓のようなアイコン(レーザーカッターの制御アプリ)が現れるのでダブルクリック。

LaserCutter_icon.jpg

ソフトウエア(加工)

レーザーカッターの制御アプリを開くとこんな感じ。白い描画領域が加工エリア。その上と左にあるメモリは寸法(単位[cm])。

LaserCutter_cp.png
  • 虫眼鏡マークのボタン: 左/右クリックで拡大・縮小
  • レーザーマークのボタン: クリックした位置にレーザーヘッドを移動。本体のフタをあけていると赤レーザーで加工位置がわかる。
  • 十字の矢印マークのボタン: 加工データを移動する
  • ○が4個あるマークのボタン: 加工データを複製する

Settingボタンを押すとレーザー強度などの設定。

LaserCutter_setting1.png

↑一般的には、ここで加工する材料を選べばOK。厚さ(Material Thickness)も指定する。

LaserCutter_setting2.png

↑微調整をしたいときは、こちらで個別に調整する。
Color(CorelDraw等での描画の色)ごとに、以下を指定できる。

  • Mode: Raster(塗りつぶし)かVector(輪郭線)か
  • Power: レーザーの強度
  • Speed: レーザーの移動速度。速いほど材料にレーザーのエネルギーがたまりにくいので切れにくくなる。
  • PPI: レーザーのパルスのPWM比。(※Powerと使い分けがいまちよくわからない(2013/02/05:akita))

緑の再生ボタンを押すと加工開始。

※[重要!!]加工中はレーザー加工機から離れてはいけない。加工中に火が出る場合があるのですぐに消火できるようにみておくこと。

Tips

  • アシストエア用のノズルをつけると、このノズルの先端は加工材料のけっこう表面ぎりぎりの位置になるので、前回加工時よりも厚い素材を加工するとき、ヘッドを素材面内に移動させると、ノズル先端が素材の端にぶつかりやすい。(素材の厚さにあわせてステージを上下させるときに素材面内にヘッドを移動させるときには、特に起こりやすい)なので、面倒に思えるが、ヘッドを移動させる前にステージを下げてから、ヘッドを素材面内に移動させ、あらためてステージを上げる、という手順をふむべき。(2013/02/18:akita)
  • アシストエア用のノズルをヘッドに固定しているネジが、振動でゆるみやすいので、加工前にちゃんとしまっているかを確認したほうがよい。(2013/03/08:akita)
  • 位置合わせようの赤レーザーの位置は、一番奥(y=0mm)から手前に16mm付近は、フタをあけているときと閉じているときで19mmずれるようになっている(仕様)。したがって、加工位置を赤レーザーで確認するときは、y=16mmより手前の位置で行うようにする。(2013/03/15:akita)
  • コルク板をNatura/SoftWoodで加工すると、ヘッドの移動が速くてアシストエアが当たる時間が短いのか、炎が出やすいので、常時確認orレーザー出力を落として速度を落としたほうがいいかも。(2013/7/24:akita)
  • MDFで厚い素材など、その厚みで1回で切るよりも薄く設定して複数回に分けて何度もカットする方が炎も出なくて良いとも情報あり。まだ実際に試しておらず効果は未確認。(2013/10/27:kawakami)

加工パラメータメモ

  • アクリル(3mm)、Raster, Power=100%, Speed=5%, PPI=1000→2.7mm程度ほれた(2012/02/08:akita)
  • シリコーンゴム(0.5)、Vector, P=100%, S=50%, PPI=1000(アシストエアあり)(素材DB内のSiliconeRubberだとP=100/S=5/PPI=1000ぐらいになるが、これだと遅すぎる模様)(2013/03/15:akita)
  • ニトリの仕切り板(白い塗装の木板)。素材をNatuarl/MediumWoodにして、Raster, P=30%/S=57%/PPI=500ぐらいで、塗装だけとれる感じ。(2013/5/28:akita)
  • MDF板。Natural/HardWoodでP=50%/PPI=1000(Sはそのまま)にあげると、ラスタ(黒)で2mm程度ほれた(2013/07/24:akita)
  • エゾ松工作材。素材をNatural/MediumWoodでCutできた。(2013/10/13:akita)

添付ファイル: fileLaserCutter_setting2.png 828件 [詳細] fileLaserCutter_line.jpg 769件 [詳細] fileLaserCutter.jpg 833件 [詳細] fileLaserCutter_align.jpg 798件 [詳細] fileLaserCutter_icon.jpg 870件 [詳細] fileLaserCutter_blow.jpg 801件 [詳細] file13LaserCutterRule130807.pdf 861件 [詳細] fileLaserCutter_duct.jpg 791件 [詳細] file12LaserCutterRule130214.pdf 635件 [詳細] fileLaserCutter_cp.png 819件 [詳細] fileLaserCutter_setting1.png 795件 [詳細] fileLaserCutter_pow.jpg 801件 [詳細]

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Last-modified: 2022-10-02 (日) 11:12:58