ダイナミックリコンフィギュレーション(動的再構成)とは

 PSoCでは、リソースブロック(デジタルブロック、アナログブロック)に機能モジュールを配置し、そこからピンへ内部配線を行うことによって、様々な機能を実現する。
 PSoCマイコンは、種類によってI/Oピンの数が決まっており、また、リソースブロックの数も決まっている。なので、リソースの少ないマイコンで多数の機能を実現しようとしたとき、リソースが不足するということが起こる。そこで、ブロックに置く機能モジュールや、それらの内部配線を動的に、時分割で変化させることで、複数機能を限られたリソース内で実現することができる。これをダイナミックリコンフィギュレーション(DR)という。
 DRの方法は大きく分けてふたつある。ひとつは、PSoC DesignerのGUIを用いて実現する方法で、簡単ではあるが、必要以上の処理をしてしまっていて、メモリを占有してしまったり、時間がかかったりする。もうひとつは、リソースや内部配線に関するレジスタを直接変更する方法で、少し難しいが必要最低限の処理内容で済む。

まとめ

  • ダイナミックリコンフィギュレーション(DR)は、リソースを時間的に変化させて複数の機能を限られたリソース内で実現する。
  • DRは大きくわけて二通りの方法がある。
    • GUIを用いる。(易、過剰処理)
    • レジスタを変更する。(難、最小処理)

GUIを用いる方法

レジスタを変更する方法

(2011/01/06 nakaya)


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Last-modified: 2022-10-02 (日) 11:12:58