Author: senda@ツッコミ歓迎
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29466とは†PSoC CY8C29466-24PXI(以下、29466;にーきゅうよんろくろく)は、First Touchじゃちょっとデジタルブロック(とか、I/Oポートとか)が足りないよー、とか、もっと応用っぽいモノを作りたいよー、とかいう人にオススメのPSoCです。 外形は28ピンDIPで、ICソケットを使ってユニバーサル基板に実装するのに適しています。 ただし、First Touchと違って、Capsenseはありません。 使ってみよう†First Touchのときは、はじめから基板にLEDやセンサが実装されていて、基板と書き込み機があれば、とりあえず動かすことができました。 基本的には、ユニバーサル基板を用意してICソケットを取り付け、書き込み用のピンと、使いたい部品を実装していくことになります。 MiniProg†PSoC用の一般的な書き込み機が、MiniProgです。 Designerを使ってプロジェクトを作成、ビルドした後、MiniProgを使ってProgrammerでPSoCに書き込む、という流れになります。 初めてMiniProgをPCに接続すると、ドライバウィザードが立ち上がります。 基板にPSoCを取りつけるためのICソケットを実装したら、書き込み用のピンを立てます。
電源の5Vは、MiniProgから供給することができます(もちろん外部からも可能)。 #ちなみにこのMiniProg、世界的に品薄らしく、なかなか買えない状況になっています(2008.11現在)。 例1. LEDとスイッチ†とりあえず、LEDとスイッチを使った簡単な回路を実装してみましょう。 部品の実装†VDD - タクトスイッチ - P1[4](ポート1の4番) ここで書いたポートは一例なので、適当に使わなそうなポートを使うようにし、適宜読み替えてください。 モジュールと設定†User ModuleのMisc Digitalに、LED1コを制御することのできる"LED"というモジュールが用意されているので、これを使います。 PortとPinに、LEDを接続したピンを設定しておきます。 さらに、スイッチに接続したピンの、DriveをPull Downに設定します。 Global Resourcesは、今回は特にいじることはありません。 プログラム†プログラムは、次のようになります。 モジュールの関数については割愛します。 while(1)ループの中では、次のような処理をしています。
なんだかごちゃごちゃしてるかもしれませんが、慣れましょう。 ちなみに、15行目のようにすると、ポートに任意の値が出力できるので、LEDモジュールを使わなくてもLEDの制御ができます。 これで、スイッチを押すとLEDが点灯し、離すと消えるようになります。 なので、次回はI/O割り込みについて書きたいと思います… ( 2008.11.16 記述 senda )
( 2009.07.03 修正 senda )
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