気配の触覚展に参加してきました(9/19-9/22)

函館で岡本先生が主催していた気配の触覚展に参加してきました。

気配の触覚展では視覚・聴覚に頼ることなく、触覚などの体全体を通してそこににある「気配」を感じる体験ができる展示会です。その展示会に私の作品も出品してきました。このblogでは展示物の紹介をしようと思います。

1,Ground Wave

Groud Waveは振動を音と光で感じることができる装置です。例えば机の上に置くと誰かが机を叩いたり、さすったりしたことを音と光で感じることができます。

床に置けば人が近くを通ったことがわかります。空き巣対策にも使えます。また、板の上にのって座禅を組んでみる使い方をしている人もいました。動くと音が鳴るので精神統一できているかどうかがわかります。

2,FB Finger

これはもともと視覚障碍者向けに開発されたもので目の前にあるものを遠くからでも指で感じることができる装置です。近くにあるかないかだけでなく、表面の凸凹も指で感じることができます。展覧会ではこれを使って狭い道を目をつぶって歩いてみたり、鏡に映った自分の体をさわる体験ができました。

3,Hitsuki Mushi

これも視覚障碍者向けのグッズで振動で周囲の距離を感じることができます。体のどこにでもくっつけることができるので用途に応じて様々な使い方ができます。

4,Sound Tail

これはもともと片耳が聞こえない人のために作られた装置です。耳に取り付けて使います。近くで音が鳴るとフリフリが動いて耳でその動きを感じることができます。

5,Air Flow

これは空気の流れを音と光で感じることができます。人が通った気配や風の流れなどを視覚と聴覚で感じることができて、展覧会のなかでも子供たちに大人気で一番の目玉でした。

6,自分の作品

私が出品したもので、目の前にある物体の左右を指で感じることができます。目をつぶっていても目の前の物体を探すことができるようになっていて、子供からお年寄りまでいろいろな人に使ってもらいました。

最後に

展覧会には300人ほど来てくださりました。自分の作った作品をこのような展覧会に出品することは初めてでした。いろんな人に使ってもらうことで自分の予想していなかった感想をもらえてとても有意義でした。また、技術的な準備だけでなく、人に見てもらうための準備の仕方を学びました。

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