MFSZ2025

スマ創B3の小川です。11月15・16日の週末に中国深圳市で開催されたMakerFair深圳2025に出展してきました。

ニコ技深圳コミュニティブースで共同出展に参加しました。エントリーからずっとお世話になった高須さんと、ブースでご一緒した皆様、そして運営の皆様本当にありがとうございました。

![ニコ技ブースあたりの様子、ずっと人が途切れない](./wide1.jpg)

## 自分の展示について

### 内容

ブースの内容はいつも出しているバイオリンのデモと、それに使われているUSB HIDからシリアルへの変換基板の販売をメインにしています。バイオリンは下の動画に実際の動作が紹介されています。スクロールホイールの回転とキーボードの入力がバイオリンの弓と指板に対応する電子楽器のようなものです。そして、今回は最近に秋田先生と作った基板(M5公式ライブラリで適当なローカルLLMも叩けるようにするための変換基板)も追加で展示しました。

![いつもより少しばかり整理されている机](./desk1.jpg)

### 今回の目標

様々な前情報から私にとってメイカーフェア深圳は憧れの舞台であり、少し特別な意味を持ちます。これまでやってきた出展のそのまま、単に「いつも通り」では何も得られるものがなく終わってしまうと考えたため、今回は「見せ方のクオリティを上げること」を大きな目標にして準備を進めました。具体的には

– 文章の内容と見た目の両方向からポスターを改善し、情報を伝える

– 作品集ウェブページとそこへの導線を整備する

– 名刺を作る

– ブースを片付ける

– 譜面台を使う

などからなります。これまでの出展では、設営中や開発中だと誤認されることもしばしばでした。また、クリエイターらしき人格の演出も含めて展示とすることを狙いました。

### 結果

周囲のキャラクターが濃い出展者および大きな音に引き寄せられてか、2日間ほとんど人が途切れることのないほど盛況となりました。時たま自分でもブースに近づけないほどでした。お客さんの反応について、NT金沢との最も大きな違いは撮影の有無です。NT金沢では極たまに撮っていいですかと聞かれて動画を撮られる程度でしたが、MF深圳では大多数の人がスマホの縦画面でとりあえず撮ってくれます。主に子供向けに2セット置いておいた体験もかなり稼働していて、説明を丁寧にしたことで私の介入なしで音を出せていることがほとんどになりました。

USB HID-UART変換基板がまさか売れると思っていなかったところ、2組も購入をいただきました。彼らと即座にWeChatを交換して、客服チャットを開始しています。そして、およそ3人の技術系・Maker系インフルエンサーの方に取り上げていただき、ビリビリ動画や抖音で少し紹介される露出機会がありました。

## 他のブース

### 広州の友人

5月の[JLC星火会](https://ifdl.jp/blog/?p=1846)で出会った[友人](https://x.com/E_Nucleon)も来ているということで会ってきました。自分らの販売ブースと平行して小学生くらいの子供向けの電子工作教室も進めていて、これは大学と連携して出しているものらしく、大湾区の自由さと将来の技術者を後押しする空気感の現れであると思います。写真は1日目に私が撮った写真です、かなり喜んでいたうえにSNSでも使ってくれたので非常に満足しています。

![電子も着ぐるみもできる](./nucl.jpg)

### 企業ブース

深圳にあるメイカー企業を中心として、会社がスポンサーしながら出しているブースも数多くあります。私が今のようなハードウェアとソフトウェアの半分ずつに注力してものを作っていくようになった原点の1つがSeedStudioのArduino GroveBeginnerKitです。そのころはただ遠くの事だったものが、深圳に来ると実際に作っている人たちがいるのは感慨深く、

![SeedのArduino GroveBeginnerKitだ!](./seed1.jpg)

MakerFairは数あれど、自分の使っている製品を作っている会社に会いに行けるのはMF深圳ならではの非常に面白いポイントではないでしょうか。もちろんいつもお世話になっているM5Stackもブースを出しています。ノベルティ・プリントTシャツ・新製品ボードなど、特にM5はいつもユーザーとのコミュニケーション(ファンサービスと呼んでもいいかもしれない)をアップデートしていて、提案するシステムを新規向けに明快に説明しつつ新製品をファン向けに迅速に公開するやり方など学ぶ点は非常に多いです。

![M5Stackのブース](./m5.jpg)

### VJ Machine – 未亓

これはGPUなどのモジュールからなっていて、いくつかのモデルを組み合わせてVJ(音楽に合わせて投影して盛り上げること)の映像を生成するマシンです。よく見るとM5のUnitも使われていますね。

![VJ生成マシーン](./VJ.jpg)

流れている音声・カメラ映像・入力されたプロンプトから最終的に映像を出力するシステムで、背面のGPUユニットがAIの演算を受け持っています。

## おわりに

### 具体的な今後の更新

動作環境面 – ESP-IDFのバージョンが変わって ウォッチドッグタイマに怒られて落ちることがあるのでRTOSの勉強しつつ修正

内容 – 演奏操作から呼び出されるアーティキュレーション拡張(の検討)

外見 – プロダクト紹介動画を大陸版Capcutのナレーション機能で作る

これから必要な

これから取り組みたい点として、まず動作環境に関してはESP-IDFのバージョン更新の影響を受けており、最近ではウォッチドッグタイマの警告によってシステムが強制終了してしまうことがありました。これに対応するため、RTOSについて学びながら安定化に向けた修正を進めていきたいと考えています。

また、コンテンツ面については、演奏操作を通じてより繊細な表現ができるよう、アーティキュレーションに関する機能拡張も現在検討しています。これが実現すれば、演奏体験の幅がさらに広がるはずです。

さらに外見やプロモーションについても工夫をしていきます。特にプロダクト紹介の動画については、大陸版Capcutのナレーション機能を活用し、より魅力的かつ分かりやすく伝えられるよう制作を進めていく予定です。

このようにソフト・ハード両面からのアップデートを念頭に置きつつ、今後も改善と挑戦を重ねていきたいと思います。

### ニコ技深センと深圳人と

– ニコ技共同出展ということで、みんなで代わりばんこにブースの面倒を見つつ、トイレに行ったり休憩したり他のブースを見に行く

– その中で、私もブース出すとかにとどまらずなんかこのコミュニティにコミットできないかなあという漠然とした思い(未解決)

– さて、深圳全体ですが、ここで夏休みに1ヵ月を過ごしてたわけですけどもなんとなく思っていた、まだお客さん・ビジターですね感みたいなのがメイカーフェア出したことで1個次のステージに行った気がする、出展側・迎える側だからかね

![2日間が終わりがらんとした会場](./end.jpg)

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