2012/9/10~9/21までの約2週間、はこだて未来大学4年生の北山君が、電子回路や電子工作の勉強のために滞在しています。
北山君ははこだて未来大の迎山先生のところの4年生で、メディアアートを研究していこうとしている学生さんで、実は石川出身ということもあり、夏休みに、電子回路というか電子工作の勉強をしたい、ということで、勉強に来ています。インターン、といったところでしょうか。
こんな内容に順番に取り組んでいます。
– アナログセンサのArduinoとの接続(データシートの読み方)
– SPI接続ADCのArduinoとの接続(SPIモジュール使用&IOピン操作)
– オペアンプ回路(基本回路&センサ出力電圧範囲の変換)
– サーボモータの自作(タミヤギヤボックス+可変抵抗で位置制御、これをArduino&オペアンプ回路で実装:写真)
– オペアンプの加減算回路+ADC/DACで、「アナログ演算回路を使ったディジタルの加減算」という技術の無駄遣い(?)
データシートの読み方というか読む勘所などは勉強になっているようです。
また、初心者でありがちな「Google先生で調べたものをそのまま使おうとする」という場面も最初のうちは何度かありました。確かにこの方法は便利なのですが、その参照先で紹介されいる内容の条件(電源電圧、使っているICなど)をよく確認せずに使おうとして動作しない、という経験も、いままでだと「よくわからないけど動かない」と先へ進めなかったのが、その原因をつきとめる経験をしたことで、だいぶ具体的に見えるようになったのではないかと思います。(例えばLEDの順方向電圧を確認せずにWebで紹介されている電流制限抵抗の値をそのまま使ったり、極端な例だと、SPI接続ADCの初期化コマンドを、Webで紹介されていたSPI接続の別のICの初期化コマンドをそのまま送ってみたり)
(秋田)