第6回モノづくり実践Project発表会

金沢大と金沢美大の学生さんたちが、チームを組んで、半年間で面白ものをつくる、というモノづくり実践プロジェクトが、今年もありました。

これは、とかく技術偏重になりがちな工学部の学生と、とかくアイディア変調になりがちな美大生が、お互いのやりたいこと・できることをつきあわせて、共同で何かを作り上げていく、というプロジェクトで、今年で6回目になります。

今回は5チームの参加があり、そのうちの2チームは、ウチの研究室のメンバが主体的にかかわっていました。

1つは、「身近な色を楽器にするデバイス:Irone」で、B4平野君・高田さんがメンバに入っています。これは、さわったところの色に応じた音が鳴る、というおもちゃというか楽器です。ペン型デバイスの先についた色センサで計測した色を数種類に分類し、それぞれに応じた音程の音声ファイルが再生される、というデバイスで、音色や何種類かから選ぶことができます。またペン立て型のスピーカーなど形状も工夫されています。ちなみに制御はArduinoブートローダを書き込んだATmega328搭載の自作専用ボードで行っています。

もう1つは「上を向いて歩こう~和傘で広がる世界」で、M1笹田君がリーダーで、そのほかB4井崎さん、M1坂口君、M2川上君がメンバに入っています。これは、和傘をプロジェクタのスクリーンに見立て、取っ手部の小型プロジェクタからの映像を投影するもので、投影する映像は、青空や花火のような決まった映像のほか、他の傘のカメラからの映像を共有したり、GoogleStreatviewの映像が傘の向き・傾きに応じて投影することもできます。ちなみに制御は小型LinuxボードであるRaspberryPiを使っています。

irone

 

 

 

 

 

Ironeチーム、第2位の優秀賞をいただきました!

wagasa

和傘チーム、第1位の最優秀賞をいただきました!

 

他のチームも、金沢大生・金沢美大生のお互いの持っているものを存分にぶつけあった(だからこそ衝突もあった)、見ごたえのある作品ばかりでした。

なおこれらの作品(の一部)は、11/9-10の「いしかわ夢未来博」でも展示予定ですので、ぜひご覧ください。

(秋田)

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