SIGGRAPH Asia 2014 & ニコ技ツアー in ShenZhen[SIGGRAPH編]

B4の山村です。深セン旅行記の続き書きました。

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初日に芽生えた大きな不安は消えぬまま、私達はSIGGRAPH Asia 2014 の開催日を迎えた。

SIGGRAPH Asia とは、多くの企業や研究者達によって、主に3Dグラフィクスに関する様々な研究や製品が発表される学会、展示会である。私はその中のEmerging Technology(E-Tech)部門において、秋田先生方が研究、設計を行った「FB-Finger」のデモ発表の説明係として参加させていただいた。

YMH13_08FB-Finger

説明は当然英語で、はじめの方はとにかく自分の伝えたいことが中々英語で出てこず、詰まってしまうという場面が多く、体験を通して何とか理解してもらうばかりだった。

2014-12-04 11.32.37FB-finger体験中

そんな不甲斐ない自分を助けてくれたのは、学生ボランティアの方々であった。

最近、こういった学会などでは積極的に取り組まれているらしいのだが、学生の方々(今回は特にアジアの大学の学生が多かった)が、ボランティアで運営やデモ発表のお手伝いをしていたのだ。

彼らはボランティアで参加しているだけあって、英語が堪能で、非常に積極的に来場者の方々に説明を行ってくれた。彼らが私達の作品を英語で説明してくれる様子を見ていくうちに、「自分の言いたかった事は、ああやって伝えればよかったのか」と何度も感じ、そして彼らの話す英語や話し方を参考にして、自分もどんどん積極的に説明をすることができるようになっていった感覚を、今でも強烈に覚えている。そして、ずっと抱えていた英語への苦手意識も少し和らいだように感じた。

彼らの英語能力と積極さには本当に助けられたし、自分にとっても非常に良い経験になったと感じた。また、自分も機会があるなら、学生ボランティアに参加してみようかなと思った。

2014-12-04 16.13.162014-12-05 17.52.58学生ボランティアの方々(ピンクのTシャツ)

こうして、先生や学生ボランティアの方々に助けられながらも、なんとか3日間乗り切ることができた。そして、なんと私たちがデモ発表を行っていた「FB-Finger」は、Best Demo Award by Committee に選ばれたのだ。自分が直接研究に携わったわけではないが、自分の紹介するものが受賞するということは、非常に嬉しい事であった。

2014-12-06 15.23.14Best Demo Award by Committee!!

この日で今回の日程は一旦区切りを迎え、次の日以降は、高須氏の主催する「ニコ技ツアー」に同行させて頂いた。次回からはこのツアーの様子をまとめて行こうと思う。

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