My Journey to Interaction 2024(HUA)

Hello everyone, I’m HUA (M2), and I’m thrilled to have had the opportunity to attend Interaction 2024, held at the Hitotsubashi Hall in Tokyo from March 6th to 8th, 2024. This event was an incredible chance for me to delve into cutting-edge research and design and to engage with students, educators, and professionals from various fields. The excitement of being part of such an inspiring and creative gathering was truly exhilarating.

During the three-day conference, I participated in various exciting lectures and interactive experiences with anticipation. I am particularly concerned about issues related to AI, VR,AR and sustainable design, as I believe these fields will be an development trend in the future. At the same time, I have focused on research related to gaze estimation and gaze tracking, not only because it is related to my own research, but more importantly, I hope to establish connections with like-minded people and find inspiration from their research.

Entrance to the venue
On site presentation
Demo display

This system was developed by a company and uses gaze control to turn pages in assembly manuals, employing Tobii for eye tracking. Using it feels very effortless. They informed me that the system is currently in the experimental phase and hasn’t been officially deployed yet. Naturally, there are still some points that need improvement.

Demo display

This system, aimed at young children, fosters programming thinking. Although it might seem like just playing simple games, I believe this system underscores the current emphasis on coding education. At Interaction 2024, I observed numerous studies related to support for coding education, which highlights the future importance of programming education.

Demo display

This study explores the concept of pseudo-haptics, where users can perceive tactile sensations without actual haptic feedback devices, simply by subtly altering the position and speed of a cursor. Related research includes “Visual Haptics,” which replicates the feeling of physically touching objects by manipulating cursor movement and deformation based on the state of the object being touched. This approach can simulate various sensations such as roughness, viscosity, three-dimensionality, depth, resistance in liquids, and resistance as if being blown by the wind. In this research, the cursor manipulation was achieved using eye-tracking technology provided by Tobii.

IgNobel Prizes winner talk

Several professors shared their award-winning experiences and research insights with the students, engaging in a fruitful exchange. There were also moments when students posed questions, to which the professors provided detailed responses. I found this lecture to be incredibly enriching.

As Interaction 2024 ends, I reflect on these past few days with a sense of profound gratitude and fulfillment. This conference has been an invaluable learning opportunity for me. Each lecture and demo experience have taught me so much. I believe the inspiration and knowledge gained at Interaction 2024 will greatly assist and enlighten me in my future studies and work endeavors. My heartfelt thanks go to Interaction 2024 for this unforgettable journey. I eagerly look forward to next encounter.

全国学生VRハッカソンに参加しました(尾瀬)

こんにちは。M1の尾瀬です。

今回は、東京で開催された全国学生VRハッカソンに参加してきましたので、その報告を行いたいと思います。ハッカソンの詳細はこちら -> 全国学生VRハッカソン2023 (notion.site)

ハッカソン開始前の説明の様子。

簡単な説明の後、テーマごとにチーム分けを行い、作品制作に取り組みました。

ハッカソンにおいて重要な課題設定に関する講義もあり、作品制作やアピールの方法などにおいて、とても勉強になりました。

開発の様子。

わずか2日間という短期間のため、難易度の高いものではありましたが、なんとか作品を完成させることができました。個人的には、ハッカソンの経験はあったものの、VRにテーマを絞ったハッカソンというものは初めてであり、どのような作品をつくれば良いか、どのようにアピールすべきか、という点が難しかったです。結果としては、私たちのチームは三位入賞という好成績を納められました。

チームの集合写真(尾瀬は右下)

好成績であったことはもちろん、チームメンバーと創意工夫しながら良い雰囲気で開発に取り組むことができ、とてもよい経験ができました。以上、簡単ではありますが、これで報告を終わります。(尾瀬)

MFT2023に参加しました!(坂本)

こんにちは!M2の坂本です!
2023年10/14-10/15に開催されたMaker Fair Tokyoに参加しました!
今回は参加だけだったので、見学したブースで刺さったものをいくつか紹介していきます。

  1. 筆跡根絶!「予告状マシン」

こちらはtofunologyさんが作られた、ドラマでよく見た新聞の文字を使った予告状を作れるマシンです。
新聞をOSRし、読み取った文字を予告状のはがきの上に自由に並び替えて配置する仕組みです。
ロマンあふれる機械に目が奪われました。たいしたことない報告に使ってみたいと見て感じました。

2. 顔面スマホシールド

こちらはカズヤシバタさんが作られた顔面スマホシールドと全自動ティッシュ取り出し器です。
寝落ちスマホは自分もたまにやるのでシールドは結構ほしかったりします。あれめちゃくちゃ痛いんですよね。
手がふさがってる時のティッシュは何気にありがたいので、ギリギリ役に立つってこういうことかと見て思いました。
ちなみになんですがカズヤシバタさんが作られていた、ゴージャスに登場させる箱『デルモンテ』が見たかったのですが今回は故障中でした。
快く写真撮影していただきありがとうございました!

3. 迷路を売るマシン

BBコリーさんがつくられた迷路を販売するビジネスです、ブースに行ったときは値段によって長さが変わる迷路、円周率、あみだくじが販売されてました。
せっかくなので200円分(うち100円おまけ)の迷路と1円分のあみだくじを買いました。
この差を見てください。

4. レーザーカッターで作ったガチャガチャ

京都芸術大学ガチャガチャサークルさんが作られたレーザーカッターで切った木材で作られたガチャガチャです。
普通のガチャガチャと同じくお金を入れて回すと中身が出る仕組みです。
今回お外で麻雀がしたいガチャを回し、黄色いイーピンをゲットしました。
分厚いアクリルですがレーザーカッターで切ったとのことで、そんなこともできるんだなあと感心しました。

5.タクポンダイナミクス

お次は、たくぽんさんが作られた歩行ロボットです。ストランドビーストを参考にした左右8本の足で歩きます。歩行時のかつかつ音がたまらないですね。
ポンプによって足の動作を変えることで、段差を乗り越えるように足を高く上げることもできるとのことです。
こういうすごい機構を見ると興奮しますね。

6. 電気が流れるペースト

サカタインクス株式会社第一研究部さんが出していた導電性ペーストを透明な古むに印刷して作った植物用LEDデバイスです。
これは日中は太陽光で、夜や日が出ないときはLEDで光合成を促せるデバイスでいずれ水耕栽培を行いたい自分にとって都合のよい製品と感じました。
銅箔テープでかかる手間がなくなることや、プリンタだと精度もあることから使ってみたいと感じました。

簡単ですが以上となります。これ以外にもいろんなブースにお邪魔させていただきました。
多種多様なものが多く、自分の知見を深められたと感じています。使いこなせる気はしませんが。
本当にやりたいことをやっているんだということを肌で感じ、自分の途中でやめているプロジェクトがまた進みそうです。というか進めないと。

次回も参加できるといいな。
あわよくば出展も。(坂本)

北海道へ研究会を行いました

こんにちは,M1の徳田です.

5月20日に北海道大学へ行き,気配の知覚のデザインの研究会を行いました.参加者は,北海道大学の岡野教授,はこだて未来大学の岡本教授とM2の永良さん,研究会の施策デバイスの協力をしてくださっている高木さんと元由さん,そして金沢大学の秋田教授と徳田です.まだ,気配についてまだうまく掴めていない状態であり,気配について考察を行うために今回の研究会が行われました.準静電界に秘密があるのではないかといった考えや,音,体毛や光が関係しているのではないかなど様々な意見交換がなされており,とても有意義なものでした.

次回は金沢で研究会が行われるので,これからも様々な形で気配の研究を行っていきたいです.

研究会の様子

OB井上さんが遊びに来ました

2021年3月に卒業した井上さんが、年始の休暇で研究室に遊びに来てくれました。来られるのがゼミの日ということで、ゼミのおわりに、会社の紹介(リクルーティング用資料でした)をしていただきました。mybestというWeb業界の会社で、バックエンドのエンジニアとして忙しくも充実した日々を過ごされているようでした。

そのあと、近況や会社での様子、就活中の学生さんへのアドバイスなど、いろいろお話できました。(秋田)

Ogaki Mini Maker Faireに参加しました.

こんにちは,B4徳田です.

今回,12月3日,4日に岐阜県大垣市で行われたOgaki Mini Maker Faireへ参加してきました.参加したのは私だけではなく,D2のSabirinさん、M2のDanuさん,B4の白谷くんの4人と一緒に参加しました.

今回は秋田先生がこちらのイベントに参加されるとのことだったので,お手伝いとして参加させていただきました.お手伝いとしてだけではなく,イベントの見学もたくさんすることができたので,見学中に印象に残った展示物をいくつか紹介していこうと思います.

1.Glowing Air-Bubble 3D display(教材自作部,スヌーズレン班様)

 こちらは水槽の下部から気泡を出すタイミングを制御することで多様な模様や時刻を表示する装置です.水槽の中の液体は水ではなくグリセリンを用いることで気泡が上昇する速度を遅くする工夫がされていました.開発者の方は気泡を同時に動かすことが非常に難しいため,苦戦しているとおっしゃっていました.

2.他人の指紋認証がないと鳴り止まない目覚まし時計(野生のプロトタイパー様)

 このデバイスはその名の通り,自分以外の指紋情報がないとアラームを止めることができない目覚まし時計です.M5Core2と指紋認証ユニットを用いて制作されているようでした.このデバイスは目覚まし時計と指紋登録,照合を並列で動かしているところがとても工夫しているなと感じました.こちらの作品はとてもユーモアに溢れていて,自分ではなかなか思いつかない発想だったなと感じました.

3.緊張して心拍数があがるとパケロスを起こすネットワーク回線(野生のプロトタイパー様)

 こちらも名前の通りのデバイスで,ビデオ通話をしている状態でM5Stickで心拍数を読み取って心拍数が上昇したら映像が途切れ始め,緊張が極限に達した際に通話が強制切断されてしまう装置となっていました.こちらもすごく発想が豊かで自分ではなかなか思いつくことができない装置だと感じました.

 最後になりますが,今回はさまざまな展示に近くで触れることができる貴重な体験をさせていただきました.このような機会を下さった秋田先生,一緒にお手伝いをした皆様ありがとうございました.

新歓タコパ2022年秋

コロナ禍も共存する方法を模索している日々ですが、以前のような生活が戻ってくる場面も増えてきました。留学生の受け入れは、その一つの大きな変化です。2年半ほど、日本に来たいのに来られない留学生が何人もいて、申し訳ない気持ちでいっぱいなのと、ゼミなどの研究室活動をオンライン併用で行うことを余儀なくされていました。

それがこの10月からは、来る予定だった留学生が全員日本に来られて、新たに3人の留学生を迎えることができました。(10月入学のM1、研究生、短期留学生)

というわけで、換気や会話時のマスクなどの感染対策に留意しつつ、久しぶりにタコパをやりました。日本の文化(?)の1つの面を知ってもらういい機会でもあるので、たこ焼きをつくるのも、やってもらいました。

急な開催だったので、都合があわずに参加できなかった人もいるのですが、日本人5人、インドネシア人2人、中国人3人、フィンランド人3人で、日本語がそれほどできない人もいるので、英語や中国語も混ざった、にぎやかな交流になりました。

お互いをよく知れたことで、研究活動もがんばっていきたいですね。(秋田)

JAIST佐藤研のみなさんが遊びに来られました

去年ウチを卒業した粟津さんがJAISTに進学した縁で、先日JAIST佐藤俊樹先生の研究室へ数人で遊びに行っていて、今度は佐藤先生と学生さんが遊びに来てくれました。佐藤先生はプロジェクションやインタラクションで活発な活動をされているので、「インタフェースのデバイス」を標榜しているウチの研究を是非見ていただいてコメントをいただければと思ったのでした。

M2伊部君の「メンコ」をデモ
実際に遊んでもらいました。

B4岡村さんの「ライブ盛り上げシステム」のデモ

短い時間ではありましたが、卒論・修論の追い込み段階でだいぶ仕上がってきたシステムや研究について説明するいい機会となったようでした。

今後もぜひ定期的に交流を続けたいと思います。(秋田)

MFT2020に参加しました

B4の粟津です。

10/3(土)〜10/4(日)に東京ビックサイトで開催されたMaker Faire Tokyo2020に参加しました。

(左)東京ビッグサイト/(右)MFT2020看板

今回、秋田先生の出展のお手伝いとして、研究室からM1の大河さんと私が参加しました。

「自作RISC-VチップLチカとその設計ツール」@MakeLSI:
makezine.jp/event/makers-mft2020/m0189/

しかし、私はLSIについて詳しく説明できないので、主に他の出展を見に行き、勉強してきました。

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特に印象的だった展示は以下の3つです。

1.「En attendant Godot」@Combustion in cage
makezine.jp/event/makers-mft2020/m0010/
・扉を任意の鍵を使って開けると、その鍵に応じた光や音がこぼれ出ていた。
・鍵は先端部分がそれぞれ異なっていた。
・チラ見せすることで、光の色や音から扉の向こうを想像することができた。

2.「Boundary Cubic」@Boundary Cubic
makezine.jp/event/makers-mft2020/m0120/
【Egg lamp】
・卵型の外枠を自由に割って、外形や光の差し込み具合を調節できる。
【Boundary Cubic】
・本物のチョコで3Dプリントしていた。

3.「ピアノ演奏可視化装置”Bright Note”」@West Gate Laboratory
makezine.jp/event/makers-mft2020/m0090/
・鳴らした音の場所から下から上へと、光のラインが上っていった。
・四隅や、上下部分の配線が隠されていた。
・半透明な板を挟むことでぼやけた光となり、見やすかった。
・トリルや連打、音階が上がったり下がったりするときの光の流れがとても綺麗だった。
・リアル音ゲーのようだった。

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次に、2日間にお会いできた人について紹介します。

  1. 佐藤さん
    佐藤さんは、秋田先生の出展のお手伝いとして参加していた方です。私が『メディアアート』に興味があると言うと、佐藤さんはいろいろな出展に連れて行ってくれました。わからないところがあると、わかりやすく説明してくれました。2日間お世話になりました!ありがとうございました!

2.高須さん
高須さんは、昨年、IVRCを勧めてくれた方です。電子工作を始めるきっかけとなった一言だったので、そのときのお礼をお伝えできました。ありがとうございました!

3.白井さん
白井さんは、いつもオンラインで相談に乗っていただいている方です。 初めてオフラインでお会いすることができました。ありがとうございました!

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前乗りも合わせて3日間、とても有意義な時間でした。このような機会を与えてくれた秋田先生、LSIについてたくさん教えてくれた大河さん、 本当にお世話になりました!ありがとうございました!お疲れ様でした。

(左から)大河さん/佐藤さん/粟津/秋田先生

IVS 2020 Fall Bangkok参加レポート

こんにちは。M1の井上です。 少し前の話ですが、研究活動の合間にInfinity Ventures Summit(以下IVS)というイベントにスタッフとして参加してきました。 その報告を書きたいと思います。

参加した経緯、目的

まずIVSについて説明します。 IVSとは、

Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット、以下IVS)は主にインターネット業界のトップレベルの経営者・経営幹部が一堂に集まり、業界の展望や経営について語る、年2回の招待制オフサイト・カンファレンスです。」(公式サイトより)

www.ivs.events/homejp

です。

カンファレンスは2日間開催され、その間でインターネット業界の経営者たちが、トレンドについて講演やディスカッションをしたり、またはその場で新しい投資を求めてピッチが行われます。

このイベントは完全招待制のため、誰でも参加できるわけではありません。
しかし、スタッフとして参加を申し込み、面接を通過すればカンファレンスの運営などを手伝う代わりにこのイベントに参加できます。

IVSは年に2回、春と秋に開催されるのですが、実は2017,2018年の冬は金沢で開催されていました。

僕は2017年の秋のときに初めてスタッフとして参加したことがあったため、今回のバンコク開催では面接なしでスタッフとして参加することができました。 IVSはこれまで国内で開催されていたのですが、昨年の2018年の春に台北に海外にも進出し、今回のタイは2度目の海外開催でした。

主にIVSから用意されるイベントのコンテンツは3つあります。
1.テーマごとによるセッション
2.IVS launchpadというビジネスピッチコンテスト
3.ネットワーキング
です。

今回僕がIVSに参加した主な目的は2つあります。 1つは、変化の早いインターネットやスタートアップといった業界の最先端の動向をキャッチアップすること。 もう1つは、今回は海外での開催であるということで、海外でのスタートアップの様子を見ることです。

スタッフとしての動き

今回僕はスタッフとして参加しました。
IVSでは開催前日を0日目として、0日目の夜にweclome partyと呼ばれる前夜祭のようなものが開催されます。
スタッフはその準備も兼ねて、0日目の昼に集合でした。

welcome partyの会場

2年前に金沢で開催された際には、スタッフでもガッツリ運営に関わり、参加されるゲストのガイドや誘導をしながら、パーティなどにも参加し、ネットワーキングをしました。
今回は会場がバンコクということもあり、現地のスタッフが主な進行の手伝いをしていたため、日本からのボランティアは10人と少数精鋭だったのに加え、仕事の内容も適宜日本人への対応といった内容でした。
1,2日目も当番制で受付の手伝いなどをしながら適宜日本人のゲストの応対などを行いましたが、合間を見てセッションの聴講やネットワーキングを行い、僕の目的を十分に果たすことができました。

セッションの様子
セッション会場の外のホワイエでは常に交流が行われていました。

セッションの内容

今回IVSでスケジュールされたセッションは以下の通りです。 僕がこのうち聴講できたセッションの要約を以下にまとめます。

・中国では、知財戦略をしっかりととっており、ドローンやAIのモデルといった特許や知財で儲けるスタートアップも多いが、日本ではそういった知財領域でのマネタイズはあまりみられない。
・5Gにより、クラウドへのアクセスが高速化するため、クラウドの流れはどんどんと加速し、ネットワークのアクセス先ですべて処理する、社会全体の知性となるシステムが加速するだろう。
・タイでは大企業の意思決定が早く、その決定に対して現場が従順に従うという文化がある
・タイにおいて、スタートアップするにあたって、事業は成長させやすいが成長過程は描きにくい、あるいはエグジット先少ないという問題がある。
・まだまだタイにおいてはVCや資本提携を増やす必要がある
・タイでも大企業の技術開発は専門性を高めており、ものづくりは得意な文化がある
・タイに限らず、大企業のニーズとして、は時間を買いたい、スタートアップで時短したいという意図や、技術や製品はあるけど、それをどう使えばいいのかわからないとというものがある。
・インターネット黎明期のような雰囲気があるのが、大麻や宇宙といった新しい産業の登場がみられる。

ピッチコンテストであるIVS LaunchPadの様子

感想

今回のIVSは大変実りがあるものとなりました。
その一番の要因は、日本からのスタッフが10人と少ないことにあると思います。 スタッフ間の交流もよく行えましたし、参加者との交流も十二分に行えました。
ビジネスにおいて市場で優位な場所を確保することを「ポジショニング」といいます。 今回僕が行ったこともそれに近いと思います。

タイで3日間の平日に来れる社会人の方は多くありません。
しかも、意識の高い学生であってもタイまで行く人は少ないと考えました。
この予想はあたっており、しかも「学生特権」をだいぶ活用することができました。
集まった社長さんは「学生」というだけでいろいろな話を聞かせてくれたり、「起業に興味がある」という気持ちだけで、みなさんよくしてくれ、国内外問わずいろいろな人からインプットを得ることができました。

そんな人やセッションとの中で僕が感じた2つのトレンドがあります。
1つは、地理的なトレンドです。スタートアップの中心地はシリコンバレーから始まり、中国の上海や深センなどに動きました。 それが今度はインドに注目が集まっています。 そして、起業家の中にはその先に控えるアフリカを見据え、移住を始めている人もいるという話を聞きました。 アフリカなどはまだ基本的なインフラがないなかでインターネットやスマートフォンといったデバイスの普及が進んでおり、ATMを導入するよりもデジタル決済を普及させた方が合理的だという状況だそうです。
2つめは、業界のトレンドです。 これまでにあった単純な情報メディアやマッチングといったスタートアップは今回、耳にしませんでした。 例えば物流といったリアルなものが絡んだり、セキュリティに特化したり、フィンテックやIoTといったインターネット×〇〇のようなものが多くありました。 さらに、インターネットの次に来るものの議論があったりと、WEBサービスが高度化・複雑化していると感じました。 学生起業などで出たアイデアが大きく育てていくのは少し難しいような雰囲気を感じています。

最後に、英語の重要性についてです。 僕は英語は苦手な方ではありませんが、それでも今回のカンファレンスではビジネスの話が出たりして、少し大変でした。 セッションの内容は理解できても、ネットワーキングの時間に海外の方と話すときに、自分の興味や思っていることを流暢に伝えられずもどかしい思いをしました。
逆に言えば、日本人として英語ができないという同じハンデを背負っているからこそ、そこを乗り越えていけば海外というブルーオーシャンにて上手な「ポジショニング」ができるのではないかと思います。 これから英語を一層磨いていこうと思います。
海外に出る日本人が少なく、まだ気軽に出れる今だからこそ、僕は海外に出よう、そう思ったカンファレンスでした。

終わりに

改めて、今回はとてもいい刺激とインプットを得ることができました。 援助をいただいた金大起業部(仮)には大変感謝しています。
もし今後もこのように行きたいカンファレンスなどへの交通費の援助があると、学生としてはとても助かると思います。
今回はありがとうございました。