コンピュータと教育研究会で研究発表をしました

こんにちは。M1の小杉です。

情報処理学会のコンピュータと教育研究会(以下CE)の第183回 研究発表会に参加し、研究発表を行いました。会場は、大阪教育大学 天王寺キャンパスでした。

↓大阪教育大学とあべのハルカス

発表した研究は、M1の間に研究してきた、「CPUの回路と命令セットの関係を一貫して理解するための、LLM支援によるCPU自作環境の実装」です。この研究の大目標はソフトウェアとハードウェアの一貫理解を促進することなので、発表する場としてCEが適切かと思い、今回参加しました。

私の発表は2日目であり、1日目は他の発表を聴講しました。発表されている研究の傾向としては、高校生のため、情報科目の教材となるアプリ開発であったり、大学入学共通テストの情報科目の対策をどうするべきかなど、コンピュータサイエンスにおける教育のあり方を研究するものでした。それぞれの研究で、学習者に対して大規模な評価実験を実施している場合が多かったのが印象的でした。

2日目の1番最初のセッションにて、発表を行いました。コンピュータのアーキテクチャに特化した研究会ではないので、意味のある議論ができるのかという不安があったのですが、発表後の質疑にて、アーキテクチャを専門としている方から、いくつかご指摘をいただき、それに対して自分の考えを述べて議論することができました。反省点として、実装環境のターゲット層が不明瞭という声があったり、LLMを用いてCPUを生成する意義が伝わらなかったりしていました。今回の議論で得られた気づきや反省点は、次回の発表の機会に活かしていきます。

CEでは、研究で開発したツールや教材を学習者に使ってもらった上での実践的な評価が、研究としての評価軸にされている印象があり、自分の研究(コンピュータにおける、ソフトウェアとハードウェアの分断解消のプロセスの探究に重きを置く研究)の共有場所がここでいいのかは、まだ判断がつきません。今後何度か参加しながら検討していこうと思います。いずれにしても、今回の研究発表を通して、発表して議論をすることの意義や、私の研究が、コンピュータ教育従事者にどういった視点で見られるのかを知ることができたので、とてもよい経験となりました。