TN-meeting in 京都府立ゼミナールハウス

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B4の平野です。
今回9/20~21にかけて、秋田先生と私の研究テーマである筋電関連の研究会に参加してまいりました!私がオフラインミーティングに参加するのはこれが2回目です!
以下、二日間の大まかな日程です。

20日
12時 二条駅から送迎バ スで宿舎へ出発
13時頃 京都府立ゼミナールハウス到着 kyosemi.or.jp/
14時頃~18時頃 研究会
18時頃~19時半頃 夕食(BBQ)

21日
朝食後~12時頃研究会
昼食後~16時頃?研究会(終わり次第送迎バスにて移動)
17時頃二条駅着
21時過ぎ 金沢着

 

一日目

朝7時半ごろ出発し、京都(二条駅)についたのが11時前でした。ここで函館未来大学の教授、研究生と合流しお昼を食べました!そして送迎バスにて京都府立ゼミナールハウスへ!
揺られること一時間・・・到着しての印象はかなり山奥の合宿所!
車酔いしてしまいました普段とは違い、森の中だったので新鮮な場所でした!
ゼミナールハウス全体像↓
セミナーハウス地図

 

 

 

 

 

 

 

小休憩のあと2時ごろ研究会が始まりました!
部屋はこんな感じでした↓

研究会会場57255726

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一日目の研究会が終了した後、研究会の皆さんと夕食(BBQ)を食べました!
セミナーハウスの係りの人の説明によると、マムシ注意とのことであわてて靴に履き替えました(笑)
夕食後は宿舎で飲み会でした。皆さんリラックスしている様子でよかったです!

二日目

朝から研究会をはじめ、お昼ご飯、午後の研究会とあっとゆう間に過ぎました。
また、近況報告のあとの討論タイムで電極のサンプリング位置をソフトウエア的に変更する仕様が必要と気づきました。FPGAを使うことになると思われます。

研究会の後、セミナーハウス周辺を散策しました!
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散策中

 

 

 

 

この銅像に皆さんでアテレコしてました。

 

 

 

 

集合写真

 

 

 

 

 

 

 

筋電の研究会終了当日の夜に用事があり慌ただしい帰宅となってしまいました。
また、研究をするうえで検証・実験の目的などをハッキリさせる事は常識ではありますが、今一度心がける必要があると思いました。

最後になりましたが、秋田先生2日間のご引率ありがとうございました。

それでは!

(平野)

 

 

第6回モノづくり実践Project発表会

金沢大と金沢美大の学生さんたちが、チームを組んで、半年間で面白ものをつくる、というモノづくり実践プロジェクトが、今年もありました。

これは、とかく技術偏重になりがちな工学部の学生と、とかくアイディア変調になりがちな美大生が、お互いのやりたいこと・できることをつきあわせて、共同で何かを作り上げていく、というプロジェクトで、今年で6回目になります。

今回は5チームの参加があり、そのうちの2チームは、ウチの研究室のメンバが主体的にかかわっていました。

1つは、「身近な色を楽器にするデバイス:Irone」で、B4平野君・高田さんがメンバに入っています。これは、さわったところの色に応じた音が鳴る、というおもちゃというか楽器です。ペン型デバイスの先についた色センサで計測した色を数種類に分類し、それぞれに応じた音程の音声ファイルが再生される、というデバイスで、音色や何種類かから選ぶことができます。またペン立て型のスピーカーなど形状も工夫されています。ちなみに制御はArduinoブートローダを書き込んだATmega328搭載の自作専用ボードで行っています。

もう1つは「上を向いて歩こう~和傘で広がる世界」で、M1笹田君がリーダーで、そのほかB4井崎さん、M1坂口君、M2川上君がメンバに入っています。これは、和傘をプロジェクタのスクリーンに見立て、取っ手部の小型プロジェクタからの映像を投影するもので、投影する映像は、青空や花火のような決まった映像のほか、他の傘のカメラからの映像を共有したり、GoogleStreatviewの映像が傘の向き・傾きに応じて投影することもできます。ちなみに制御は小型LinuxボードであるRaspberryPiを使っています。

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Ironeチーム、第2位の優秀賞をいただきました!

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和傘チーム、第1位の最優秀賞をいただきました!

 

他のチームも、金沢大生・金沢美大生のお互いの持っているものを存分にぶつけあった(だからこそ衝突もあった)、見ごたえのある作品ばかりでした。

なおこれらの作品(の一部)は、11/9-10の「いしかわ夢未来博」でも展示予定ですので、ぜひご覧ください。

(秋田)

FB研究会in札幌

2013/8/28(水).29(木),30(金)の三日間、私の研究分野である” 身体行動と連動する空間知覚デバイス”(通称FB)について共同研究者である北海道大学とはこだて未来大学の方とのミーティングのため札幌に行ってきました。また、それに合わせて札幌観光や現地でものづくりをしている方達と交流してきました。

・LT大会

秋田先生と私たちが来るということで、秋田先生と親交のあるartfulの船戸さんが札幌で行われているArduino勉強会の番外編としてLT大会を開催してくださいました。

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居酒屋にプロジェクタを持ち込んで皆でお酒を飲みながらのLT大会

お酒が入っていることもあり、みなさんのりのりで発表されていました。

自分もFBについて発表してきました。研究テーマなので少々固い感じの発表になってしまいましたが“セクハラマシン的な使い方もできますよ”という説明の部分で妙に受けたので良かったです。

植松電気の社員さん缶サット甲子園についての話や札幌オープンラボについての話等、興味深い話をいろいろと聞くことができました。そのような話を聞いていて新しく何かを始めるのに遅いということは無いのだな、と感じました。

・FB研究会について

8/29北海道大学の小野先生の研究室で、各自の進捗報告と今後の予定に関する相談を行いました。今回の研究会では北海道大学の学生が一人はこだて未来大学の学生が二人研究会に出席し、それぞれの研究について詳しく話してくれました。今まで直接他の研究について話を聞く機会はなかったので、研究を進める上で参考になることをたくさん学ぶことができました。

また、8/30には北海道立総合研究機構工業試験場の方をお招きして、荷物を運ぶためのアシストスーツや腰を痛めない雪かき用スコップ等、人間工学を活用した製品開発について話を伺いました。人間の行動の負担軽減のための動作パターンの抽出で加速度センサを使った分析がとても興味深い内容でした。

・札幌観光

北海道大学の共同研究者である小野先生や兼子さんが利用している。モノづくりのためのレンタルオフィス“札幌ものづくりオフィス&カフェSHARE”の見学にいってきました。

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作業スペースだけでなくレーザーカッターや切削加工機などの機材を使用、利用者同士で意見交換ができるなどものづくりを行う上でとても良い環境だと感じました。特にレーザーカッター等と行った個人ではなかなか手に入れないような物を使用できるのが自分には魅力的でした。

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たまたま通りかかったプラモ屋、車や戦艦などさまざまプラモが置いてあり自分も秋田先生も結構テンションがあがっていた気がします。

三年目にもなると出張にも慣れてきましたが、それでもさまざまな刺激を受けることができました。自分は今年で卒業なので、今後も残り少ないであろうこのような機会を無駄にしないよう色々と学んでいければと思います。

(正谷)

 

NT金沢2013

2013/8/3(土)、4(日)の2日間、金沢市民芸術村で、「NT金沢2013」が開催されました。

NT金沢は、ニコニコ動画でいろんな作品をつくって紹介したり評価しあっている「ニコニコ技術部」のオフ会(ふだんはオンラインで交流している人たちが実際に集まる会)であるNT京都をみた方が、金沢でもやりたい!と2年前にはじめたイベントです。
NTそのものは、ニコニコ技術部のオフ会なので、みんなが、自分で作ったものを自慢しにあつまってくる自慢大会のお祭りになります。
似た雰囲気のイベントとして、MakerFaireがありますが、微妙に狙いと雰囲気が違う感じです。
NT金沢は、金沢在住のニコニコ技術部で活動されている主に3名の方を中心に、これまでに2011年、2012年と2回開催されています。

実はもともと、MakerFaireの地方開催版であるMiniMakerFaireを金沢で開くべく、私自身がいろいろ動いていたのですが、その時点から、せっかくNT金沢をやっている方々がいるのだから、そのコミュニティと交流したい、という狙いがありました。といっても微妙な文化の違いもあるので、NT金沢とMiniMakerFaireを、偶然同じ日程で隣の会場で開催、をねらっていました。そうすることで、お互いに微妙に文化が違う、と敬遠していた二つのコミュニティが、実は根底が同じことに気づき、さらにコミュニティが充実・広がれば、という期待もありました。
しかし、もろもろの事情でMiniMakerFaireを金沢で開くことができなくなり、それならば、とNT金沢に一本化しました。
いろいろ準備を進めていく過程で、NTがもっている文化・背景は、実は私自身の研究としても非常に興味深く支持できるものであることが、徐々にはっきりしてきたので、運営には研究室として最大限のバックアップをとるようにしました。

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みんなで搬入。暑い中お疲れさまです。

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金曜の設営。MakerFaireやNTでもおなじみ、手作りプラネタリウムのヒゲキタさんも、早くから設営。さすがに手際のよさには驚嘆です。あと開場前から出展者向けに上映をするヒゲキタさんのサービス精神にも脱帽です。

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会場はこんな感じ。事前申し込みで52件ほど、直前や当日の飛び入りや、ゲリラ的に展示をしている人もいて、だいたい60件ぐらいの出展がありました。

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マイコンブも、恒例のマイコンペを開催。

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1日目の午後には、私の推薦で、産総研の江渡浩一郎さんの講演を企画しました。タイトルは「ユーザ参加型コミュニティの未来」として、江渡さんがかかわられている、ユーザ参加型の学会であるニコニコ学会βの紹介のあと、30分間のディスカッションの時間を持ち、ニコニコ学会とニコニコ技術部(NT)、MakerFaireとの違い、可能性について、参加者を交えた活発な議論が行われました。ニコニコ技術部のヒト・モノの多様性がもつ可能性について、あらためて再認識できるよい機会でした。

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実は1日目の2013/8/3は、近くの犀川で花火大会が開催される日でした。NT金沢の日程をきめたときには全く知らなかったのですが、当日は交通規制があるので、NT金沢の会場の金沢市民芸術村からはしばらく出られなくなるので、それを逆手にとって(?)、芸術村の芝生で、花火をみながら懇親会、を設定しました。

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1年前のNT金沢でも行ったのですが、せっかくなので、展示への見学者からのコメント・感想をフィードバックする試みとして、コメントシールを台紙に貼ってもらいました。ニコニコ学会βでもチームラボさんが似たことをやられていますが、せっかくなので台紙をニコニコ動画っぽくしてみました。マイコンブも、こんなコメントをいただきました!

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今回のNT金沢の開催にあたっては、これまで2回のNT金沢を開催してこられた、DJ⑨さん、あきにゃんさん、鮎麻呂さんには、多大なお力添えをいただきました。
また運営にあたって、金沢大の学生支援課には、会場の机やトランシーバなど、多数のご支援をいただきました。また会場の金沢市民芸術村の方にも、いろいろ無理を聞いていただき、お力添えをいただきました。
また研究室の学生さんにも、事前準備、設営、撤収に、多くの協力をいただきました。またWebページやイラストでは、スタッフの知人の方々にほとんどプロレベルの仕事のご協力をいただきました。

そしてなにより、NT金沢2013のために、作品をつくり、展示に駆けつけてくださったすべてのみなさん、また来場してコメントを残したりしていってくださったみなさん、NT金沢2013にかかわったすべての方に、深くお礼を申し上げます。

みなが、自分が持っているもの・スキルを、臆することなく持ち寄ることで、大きな可能性がひらけてくる、それを具現化できるイベントだったと思います。

(秋田)

 

ICD研究会@函館ほか

今回秋田は、電子情報通信学会の集積回路研究会(ICD)/映像情報メディア学会 情報センシング研究会(IST)連催の研究会で、招待講演を依頼されて、お話させていただいてきました。

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会場のサンリフレ函館。ちょっと交通が不便ですが、会場の部屋からは海が見えるところです。

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この研究会の前日に、はこだて未来大でもお話させていただく機会をいただきましたので、元未来大教員としての自己紹介を兼ねて、「デバイスとマテリアルとマイコン」 というお話をさせていただいてきました。自分の学生時代の恩師の何気ない言葉の「デバイスとマテリアルの違いは何か?」というのがずっと心にひっかかっていて、それを最近のMakersと、それの技術的裏付けであるムーアの法則とその結果としてのマイコンの誕生・進化を関連付けて、マイコンシステムがマテリアル(素材)のようにふるまうシステムはは?という、後半はちょっと概念論っぽ話をさせていただいてきました。

本題の集積回路研究会(ICD)では、初日のパネルディスカッションのテーマが「増々アナログインタフェースを充実するマイコン」ということで、翌日にお話しさせていただく前ですが、話を振られる予定でした。スマートグリッドも含めたセンサネットワークの現場では、測りたい対象は、川の水量とか害虫の発生とか、身近にいっぱいあるのにセンサがなかったりセンサはあっても作れない(発注するほどの予算はない)、ネットワークにつなげない、という声がありました。このような多種多様、かつ切実なニーズに対しては、技術者が作ってあげる、という構図では、費用的にも時間的にも規模的にも現実的ではないので、こういう場面こそ、センサシステムの実現手段であるマイコン・無線ネットワークを民主化して、欲しい人が作れるようにする、という、まさにMakers的な構図が現実できではないか、と思いました。

翌日の研究会では「「部品」としてのマイコン・半導体」というお話をさせていただきました。半導体業界の方が多い研究会なので、「日本の半導体の復活」的な試みにかかわられている方も多い中、ムーアの法則でトランジスタが潤沢・高性能になった今だからこそ、最先端微細加工にこだわるのではなく、半導体は、PSoCやFPGAのようなプログラマブル・コンフィギュアラブルな汎用部品として産業のコメとしての使命を全うするべきであり、そのためにはMakers的な世の中の動きも看過すべきではない、という感じの話でした。質疑では、半導体業界でもそのようなことは意識していて議論もしているが、なかなか動きだせ(さ)ない、という現場の声も聴かせていただき、小規模だが多様なニーズにこたえるためにも、クラウドファンディングなどを活用した若い人たちの起業(やそれに至らないMakers的活動)に期待したい、という感触は共通認識として持たれているようでした。

研究会の前後に、はこだて未来大におじゃましてきました。

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こちらは、今年度の4月に未来大にこられた、元お茶大で、”SpeechJammer”でイグノーベル賞も受賞されている塚田浩二さんの研究室。研究成果のデバイスや収取されているガジェットがディスプレイされていました。廊下から部屋が丸見えの未来大の構造・コンセプトともあいまって、いい感じですね。

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こちらは、3年生が15人程度のグループで通年のプロジェクトを行い、その過程を通してさまざまな実践的な学習をするプロジェクト学習のうち、MakerFaireTokyoなどでもお世話になっている迎山和司さんが担当しているプロジェクトで、あのヒゲキタさん監修で製作している可搬型プラネタリウム。ちょうど広報用写真を撮るということでふくらませていたので、中に入れていただいてきました。

で、函館といえば、イカール星人、じゃなくてイカなわけですが、ちょうどマイカ漁も解禁になっているので、侵略、じゃなくていただいてきました。

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水槽で泳いでいるのを、耳(ヒレ)のところにひっかけて吊り上げます。

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こんな感じになります。

今回の函館は、お話させていただく機会を2回もいただき、かつ、いずれも、これまでいろいろ考えてきて、原稿・発表資料ともに、本当に久しぶりなぐらい、全力で取り組んだものだったもので、質疑も含めた議論のきっかけにもなれたようで、とても充実していた出張でした。

(秋田)

IISW2013

2013/06/12-18の間、秋田先生と川上でIISW (International Image Sensor Workshop) 2013へ行ってきました。アメリカのソルトレイクシティ、Snowbirdという山の中のスキーリゾートで行われました。

初日、飛行機が出るまで時間があったので空港へ行く前に明治大学の小松先生のところへおじゃましてきました。

新しいキャンパスらしく、綺麗で面白い作りになっていました。

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最上階のラウンジでは部屋の周囲のほとんどがガラス張りになっており、東京の風景を広く望むことができました。(この日は曇り気味でちょっと残念)

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次に東京藝術大学で行われているマテリアライジング展に行ってきました。

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コンピュータやレーザーカッター、3Dプリンタを幅広く駆使し、アートや建築、デザインの成果やそのプロセスを表現した作品が数多く並んでいました。

計算過程、数式、幾何学模様など計算機内で完結していたものをディジタルファブリケーションツールを用いて3次元世界に具現化したような作品が多く見られたという印象です。非常に興味深かったです。

それから空港へ移動し15時間ほどの空の旅。

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会期は13日から16日までの計4日間でした。各国から140名ほどが参加されていたようです。

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今回私はポスター発表でした。13日の午後には3分間で要約のFlash presentation、その後14日の夕方からポスターセッションでした。

Flash presentationはちゃんと伝えられたか少し疑問に感じていましたが、先生からはだいたい良かったとのコメントをいただきました。

ポスターセッションを前にして14日の午後からはSocial eventということでOuting (ハイキング)がありました。3,300mほどの山頂にロープウェイで上り、そこから2,500mほどにあるホテルまで歩いて降りてくるというものです。

風景は素晴らしいものでした。

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現地で知り合った方と数人で降りて行ったのですが、予想よりもかなり過酷なものでした。というのも、数百mごとに方向を示した看板はあるのですが、その途中に道はありませんでした。そのため先人が通って行ったであろう足跡を探しながら、時には急な斜面を下りながら降りていきます。

結局2時間ほどで降りきれたのですが、途中で足跡が無くなって遭難しそうになったりとたくさんの出来事がありました^^;

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降りきってから麓にこんな看板が!

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ホテルに戻って少し休んだところでポスターセッション開始です。

今更ですが、今回の発表タイトルは”Column-Parallel Architecture for Line-of-Sight Detection Image Sensor based on Centroid Calculation”で、視線検出用イメージセンサのアーキテクチャについてです。

国内外様々な方とお話でき、非常に有意義な時間でした。言語の壁はやはり高かったですが、相手の方も理解しようとしてくれるためちゃんと伝えられたのではと感じています。

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隣にドリンク提供スペースがあったため、ビール片手に聞きに来る方もいらっしゃいました。

またポスターをボードに貼らずに自らがポスターとなって歩きまわる方も!

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他の日のメインのセッションではイメージセンサに関わる様々な分野についての講演を聞いていました。高解像度化と画素の小型化の傾向が続いており、それに向けた研究が多かった印象です。

メインの発表ももちろんですが、様々な人とも話せ、会期中すべてを通して自分自身にとって非常に良い経験となりました。

 

以下会期終了後のおまけ観光。

帰りの飛行機の都合で1日半ほどフリーの時間ができましたのでソルトレイクシティ観光に出かけました。

市内はTRAXという路面電車が走っており移動に便利でした。アメリカなどの電車は切符を持っていれば改札などはなく、そのまま乗って降りられる路線も多いと知って驚きました。

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この都市で有名なのがモルモン教。本部があります。

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市の南の方にある電子部品屋さんRa-Elco Electronicsにも行ってきました。

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店内ところ狭しと並べられた部品やジャンク品。先生曰く「丹青通商の20年前」という感じらしいです。新しいものからかなり古そうなものまで本当にたくさんのアイテムがありました。

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3Dプリンタ用の樹脂なんかも取り扱いあり。

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ユタ州と言えば化石が有名というのを出発前日に知ったので、ユタ大学のキャンパス内にあるNatural History Museum of Utahにも行ってきました。ユタ大学はどこからがキャンパスの敷地なのか分からないほどとても広大でした。

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化石だけでなく地質や文化、風水害に関する資料も数多く展示されていました。

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これは磁性流体の体験。

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自分でガスなどの量を指定してどんな火山ができるかのシミュレータ。

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それからdown townに移動してClark Planetariumへ。

プラネタリウム自体は見ませんでしたが、そこに置いてある展示物をひと通り見てきました。

月の石と月面の再現ジオラマ。

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体験型の展示物も数多くあり、子供から大人まで楽しめるスポットでした。

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観光も楽しんだところで、18日の早朝の便でソルトレイクシティ – ダラス – サンフランシスコ – 羽田というルートで2回乗り換えをして日本へ帰ってきました。

小松を出る前に熊本大学の戸田先生と合流して、航空プラザこまつの杜に行ってきました。

航空プラザはいろいろな本物の期待が置いてあり、地元にこんな場所があるとは知りませんでした。こまつの杜もいつも電車から見ていた超巨大ダンプ930Eに乗れたりととても楽しめました。

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12日から20日の昼過ぎまでと長い期間でしたがその中身は濃く、自分自身も成長することができた非常に良い経験となりました。

様々なサポートをしてくださった秋田先生、ありがとうございました。

(川上)

LSIとシステムのワークショップ@福岡(北九州市)

今回平野は

5月12日〜15までの期間
LSIとシステムのワークショップ2013に参加するために福岡県北九州市へいってきました。

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金沢大学からの参加者は、

林、真田、嶋、藪見、岩崎、平野の計6人。

現地集合という事で開催前日の12日に博多入りしました。

4日間通して福岡は非常に暖かく、半袖で過ごせるほどでした。

 

招待講演の方たちの話は、世界のトレンドを追うな!と熱弁してみたり世界の波乗るべきだと言ってみたりと、意見がまとまらない感じで進んでいきました。

話に聞いていた通り、印象としてはかなり方向性を迷っているのだというものでした。こちら側としては不安があおられるばかりでした。

講演者の話の中には「今日は暗い話は避けたいと思っています。」の様な事を言う方もいました。これからも現実から目をそらし、一時的な半導体産業の回復を強調して行くような状態なら本当に駄目になると感じました。

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パネルディスカッションの様子

さいごにはおじいちゃんが討論の答えが出ていないと怒りだす場面も。。。

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ポスター発表では米田さんの『省電力・超寿命MEMSメモリを目指すマイクロラッチ機構設計と製作』という研究に一番興味を持ちました。口では説明しづらいのですが、とてもすごいと思いました!

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米田さんと主催者

 

二日目の終わりには、夕食が用意され、皆さんお話をされていました。

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産業タイムズ紙の泉谷さん(左)とキヤノンの南谷先生(右)との写真撮影

このとき私のカメラがNikon製だったので一悶着ありましたがなんとか。。。笑

 

3日間のワークショップ終了後、帰宅前に立ち寄った鉄板焼き屋で藪見と食事中、

『省電力・超寿命MEMSメモリを目指すマイクロラッチ機構設計と製作』のポスターで賞を受賞していた、東大の米田さんが一人で来店されたので、乾ききった雑巾から水を絞るかのようにして勇気を振り絞り、声をかけ一緒に食事をする事に、、、今回のワークショップに関しての話から始まり、研究のテーマ決めの話や研究時に苦労した点、私生活についてなど聞く事ができとても有意義な時間でした。

また『こういったワークショップの場はとってもいい交流の場だから、名刺とかも用意しといた方がいいよ』とのことで、私も名刺などの用意をせねばと思ったとともに、社交性を活かし知り合いを増やし、自己成長につなげたいと思いました。

普段関わりの無い方との交流ができ、とてもよい経験になりました。

ありがとうございました

(平野)

深セン訪問

先日香港に行ってきたついでに、香港の対岸の中国の街、深セン(セン=土へんに川)に行ってきました。深センは、近年経済発達とそれに伴う都市化が急速に進んでいて、特に製造業の世界的な拠点となりつつあります。電子工作界でもホットな企業が多く、例えばSeeedStudioも、ここ深センにあります。

事前に、秋田のマイコン仲間で、世界中のパーツ屋(電子部品屋)めぐりをしていて、香港深センは当然、最近はワルシャワまで行っているいしかわさんに、事前に深センについて聞いたところ、

「駅を出ると、通りに並んでいる大きなビルのすべてが、上から下まで、地平線までパーツ屋が並んでいる」

とのことでした。

いやいや、いくらなんでもそれは大げさだろう、と。そう思っていました。ええ。

香港から深センへは、地下鉄で対岸の駅まで行き(40分くらい)、出入国審査を通ると、そこは香港とは別の国の中国の深センです。

そこから地下鉄で20分ほどで華強北駅に着き、そこを出ると電気街、と聞いていました。

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通りを出るとこんな感じでビルが並んでいます。とりあえず最寄りのビルに入ってみると、フツーのパソコン屋でした。なんだ?と思って店内地図を見ると、反対側のほうに「電子部品・IC」という一角があります。そこへ行ってみると、

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こんな感じ。小さくて見にくいかもしれませんが、2m×2mくらいのブースみたいなお店がびっしりならんでいて、それらがすべて電子部品屋。

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まさに地平線までパーツ屋。
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隣のビルに入っても、こんな感じ。上のフロアに行ってもこんな感じ。「無限に店がある」というのは本当でした。
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お店によって売っているものはさまざまで、こちらはIC屋さん。でも結構古いのも混じっていて、表示も型番だけ。値札もなし。まだ10時ごろで早かったのか誰もいない店も多く、その代り納品業者さんがあわただしく出入りしていました。本格的な開店は午後なのかもしれません。

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こちらはかなり古いIC。
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いろんなコネクタ(主に表面実装)。型番も値段も書いてなくて、ただのイメージ図、という感じですね。

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リールのまま並べられているお店もたくさんありました。おそらく製造業者さんが型番指定でリールごと買いに来るんでしょうね。

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これはなんだっけ、忘れちゃった。

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今回はお店の数に圧倒されていて、実際に買い物をしたのはこのお店だけ。表面実装ICの変換ソケット屋さん。もちろん値札なし。

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今回の戦利品。PSoC用にTSOP28p(0.65mm)変換ソケット。1個120元なのでだいたい2000円弱。それほど安いというわけでもないですね。

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こちらは電解コンデンサ屋。もはや店頭に見に来た人に売る気は感じられません。

いしかわさんに聞いていた「通りのすべてのビルが、地平線までパーツ屋」というのは、ほんとうでした。いやはや。

写真を撮るのを忘れていましたが、NXPのマイコン専門店もあり、かなり新しいマイコンも売っていましたし、PCのマザーボードに載っていそうなチップセットICを売っている店もありました(もちろんリールで)。

これらを見る限り、私のような個人の電子工作マニア相手というよりも、量産業者向けの卸、がメインといった感じです。量産製造業者がリールのまま仕入れて、大量の電子機器が製造されていくのでしょう。そのエネルギーともいえる電子部品が世界中から集まってくる拠点。「均質な部品から多種多様な製品を量産する製造業」というドラッカーの言葉をまさに具現化する、そんな深センでした。しかし単なる部品の供給拠点だけでなく、SeeedStudioのようなMAKER企業やそれをとりまくコミュニティが生まれているのも事実です。このあたりの過程は、とても参考になりますし、今後の発展を注目してきたいところです。

今回は飛行機の時間の関係で1時間ほどしか滞在できませんでしたが、次回は、札束をにぎりしめて1週間くらい来たいです。

(秋田)

 

MommyTummy展示@香港

秋田が実装のお手伝いをしている、神奈川工科大の小坂先生に同行して、妊婦体験システムMommyTummyの展示を、5/10-12に香港で、してきました。Baby&MotherCarnival2013という、妊婦さん&赤ちゃん関係のイベントです。

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MommyTummyは、ベストのお腹の袋に入れる温水を増やして、妊婦さんのお腹が大きくなる様子や、小さい風船が小刻みにふくらんで胎動が起こる様子を体験することができます。↑は、風船を制御する電磁弁群。

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こんなかんじでベストを着用してもらいます。

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ピンクのかわいいエプロンもしてもらいます。基本的に、男性が「妊婦さんってこんな感じなんだ」というのを体験してもらうためのものなので、男性が着用します。
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こちらは開会式の後にこられたVIP。右側は元ミス香港のママドルなんだそうです。

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小坂先生はエンタテイナーなので、アートバルーンも上手。こちらは現地スタッフの女性にバルーンの作り方を教えている様子。

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3日間で約160人の方に体験していただきました。合間に、香港の人たちと話をする機会があり、香港の人たちの考え方、アイデンティティをよく知ることができました。基本的には中国とは別の国、という意識がいまでもあるそうで、若い人でも、自分はHongKongPeopleであってChineseではなく、中国(MainLandと呼ぶ)とは別の国(そしてあまり仲良くない)、という意識のようです。

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ちなみに香港の文字は漢字(繁字体)なので、日本の漢字とあまり変わらず、看板とかもなんとなくイメージはわかる感じです。

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こちらは、持って行ったものの幸い出番のなかった、修理用の工具。

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合間に、香港の繁華街も出かけてみました。こちらはShamShuiPo(深水ポ)というところで、アキバのラジオデパートみたいに、携帯屋やパソコン屋がたくさん並んでいる感じのビルが並んでいます。

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最近は香港でも模造品の取り締まりが厳しいようで、あまりパチモンは見かけませんでした。

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15年ほど前までイギリス領だったからか、街中のバスはほとんどがロンドン風の二階建てバス。

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100万ドルの夜景。

今回は小坂先生の展示の同行でしたが、展示会そのもの以外にも、多くの貴重な体験ができました。

(秋田)

研究室Webのメンバ紹介ページ

ご存知の方もおられるかと思いますが、研究室Webページには、メンバ紹介ページがあります。が、名前だけではどんな人かわからないので、一人ずつ写真を入れてみました。が、ただの写真ではつまらないので、人によってはネタを仕込んでくれて、こんな感じに仕上がりました。

ifdl.jp/index.php?%A5%E1%A5%F3%A5%D0

(秋田)